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レーシングポイントF1、ドイツGPに”ほとんど新車”の大規模アップデート投入へ。空力コンセプトも変わる?

5/17(金) 19:58配信

motorsport.com 日本版

 レーシングポイントは、ドイツGPにRP19の大幅なアップデートを投入するという。これによりマシンは”ほぼニューマシン”のような状態になるという。

【動画】F1スペインGP決勝ハイライト

 昨年途中まで参戦していたフォースインディアを受け継ぐ形でスタートを切ったレーシングポイント。チームはこれまで、ドイツのケルンにあるトヨタの風洞設備を使用していたが、最近ではイギリスのブラックリーにあるメルセデスの風洞施設にその研究開発の場を移すことを明らかにしている。

 またフォースインディア時代は資金面での制約もあったため、開発作業に支障をきたしていた。しかしチームオーナーが変わったことにより財政的な安定も図られることとなり、開発のペースが加速した。

 スペインGPでも、フロントの空力パーツおよびサスペンションのアップデート版を投入。次のアップデートは夏休み前に予定されており、ドイツGPにも持ち込まれる予定だという。

「それは大きなアップデートになる予定だ」

 チーム代表のオットマー・サフナウアーは、motorsport.comに対してそう語った。

「そして、空力の哲学も変わる。これも大きなことなんだ。我々はそれを、できるだけ早く試してみる必要がある。願わくばハンガリーの前にもね」

 シーズン中に空力に関する考え方を変えるのは、大きなリスクのようにも思える。しかしサフナウアーは、その可能性を否定した。

「それはリスクではない。我々がやろうとしていることは、すでに他の人たちがやっていると思う」

「多くのことが変わるだろう。方向性としては、それは正しいことだ。そしてそのことは、将来に向けてマシンを改善するのを手助けすることになるだろう」

 テクニカルディレクターのアンディ・グリーン曰く、このアップデートによってチームは、スペインGPで悩まされたような問題に対処することができるはずだと語った。

「我々が最近手にしてきたマシンのバランスに関して言えば、バルセロナは難しいサーキットだ」

 そうグリーンは語った。

「そしてここ数年にわたって話してきたことだが、しばらくの間完全に対処することができなかったモノだ」

「しかし夏休みに入る前には新しいパーツが到着し、ほとんど新しいマシンに生まれ変わるはずだ。うまくいけば、このようなサーキットで発生しがちな問題に対処することができるだろう」

 RP19の弱点について、グリーンは次のように語った。

「コーナーの長さだけが問題なのだ。180度回り込むようなコーナーでは、タイヤを使いすぎるという傾向にある。バランスを保つことができないんだ」

「コーナーの中間地点、入り口、出口……のいずれかでバランスを取ることはできる。しかし最初から最後まで、バランスを保ち続けることはできない。それが、我々が苦労している部分だ」

 グリーン曰く、今シーズンのチームの開発能力は大幅に向上したという。

「我々は今、ある程度までは理解しつつある。しかし、それをやめるつもりはない。それは美学のようなモノだ。学ぶことをやめて、何か他のことに集中するつもりはない。我々が手にしている全てのアイデアは、常に発展し続ける」

「次々にアップデートを投入していく。それは、全て上手くいっているんだ。しかし、新車が登場するまで、我々が追いつけるとは思えない。その新車が登場するのは、来年だ」

Adam Cooper

最終更新:5/17(金) 19:58
motorsport.com 日本版

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