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「フェイクニュースを垂れ流している自覚はありますか」沖縄・琉球新報の「質問箱」に寄せられたバッシング

5/17(金) 6:32配信

BuzzFeed Japan

沖縄の地元紙・琉球新報。ネット上で「偏向報道」「フェイクニュース」などと、さまざまなバッシングに晒されることも少なくない。【BuzzFeed Japan/籏智 広太】

そんな琉球新報が2月、Twitter上でユーザーからの質問に直接答える「質問箱」を設置した。

テーマは、辺野古の埋め立てに関する県民投票。寄せられた質問は500件近くにのぼったという。なぜ、新聞社がそのような取り組みを始めたのだろうか。

琉球新聞が設置したのは「Peing-質問箱-」。SNS上で利用できる匿名質問サービスで、芸能人やインフルエンサーから一般ユーザーまで、広く使われている。

回答を担当したのは、「ファクトチェック取材班」でデジタル編集担当の宮城久緒さん。BuzzFeed Newsの取材に、取り組みをはじめたきっかけをこう語る。

「県民投票をめぐるデマや真偽不明の情報がたくさん上がっていました。県民投票そのものへの関心を高めることとともに、フェイクを抑えるためにも良い手段になると感じたのです」

もうひとつが、読者との直接のコミュニケーションへの期待だ。過去にも「LINE@」で読者とやりとりをしたことがあった。その際、高校生から、「米軍基地がなくなったら中国から攻められるのでは」という質問があったという。

普天間基地の県外移設議論のたびに取り上げられる「中国脅威論」。ネット上でもたびたび耳にすることがある。宮城さんはいう。

「ネットの情報だけを信頼してしまう人は少なくないはず。本当はどうなのか、伝えることで『考えてみよう』と変わることがある。そういうやりとりができるようになれば良いなと思うようになったんです」

琉球新報は、嘉手納や横須賀のほうが抑止機能を有しているとして、「仮に普天間を閉鎖しても、沖縄に軍事力の『空白』が生まれることにはならない」と指摘。脅威論が上がることについて、「移設問題が印象論で議論されている」ともしている。

この高校生にも、そうした説明をすることで「誤解が解けた」という。

今回の質問箱の取り組みでも、同様のことができるのではないかーー。そんな思いが、根底にはあった。

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最終更新:5/17(金) 6:32
BuzzFeed Japan

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