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【特集】京都で増え続ける簡易宿所 近隣住民困惑、規制の網くぐる施設も!?

5/17(金) 13:24配信

MBSニュース

京都市内では、増える訪日外国人観光客の宿泊需要を背景に、ホテルだけでなくフロントもない部屋の面積も小さな簡易宿所の開業が相次いでいる。そんな中、規制の網をくぐるような宿泊施設が新たに建てられたことにより、住民たちの間には波紋が広がっている。

訪日観光客の増加で“お宿バブル”

5年連続で5000万人以上もの観光客が訪れている京都市。今も海外からの観光客が増え続けていて、外国人の宿泊者数は3年前に初めて300万人を突破するなど10年前の約3.8倍に膨らんでいる。京都市東山区の東福寺の周辺は次々とホテルや料金が比較的安い簡易宿所が開業し、いわば“お宿バブル”とも呼べる状況だ。市内にある簡易宿所の数は今年3月末時点で2990施設で、2016年度の1493施設から過去3年で2倍に増えた。

新たな宿泊施設が増え続ける一方、このお宿バブルに困惑している住民も多い。外国人に道を尋ねられることは日常茶飯事で、住民たちが最も頭を悩ませているのは、宿泊客の出す音だ。1つの宿に十数人が宿泊して一晩中大騒ぎすることもあったという。

「私の家はこっち(民泊の隣)。やかましい、ここは壁1つやもん」(住民女性)

さらに、以前は簡易宿所にもフロントの設置が義務づけられていたが、京都市は去年5月に条例を改正し、客室の数が1つで宿泊者の定員が9人以下の小規模な施設の場合は免除することとした。この結果、小さな簡易宿所の数は増え続けているというが、新たな問題も。

「10分以内に駆けつける」はずが…

市はフロントを置かなくてもよくするかわりに、宿泊客と近隣住民とのトラブルなどに対応できるよう10分以内に駆けつけられる場所に管理人を駐在させるよう義務づけている。しかし…

「(別の近所の人も)電話してはった、『夜うるさーい』って言って」(住民女性)
Q.すぐに対応してくれた?
「10分で来られるって言ってたのに30分かかる、チャリンコやから」
「駆けつけはしない、遠いもん」(住民女性)
Q.10分で来られない?
「来られない、来られない」

実際、去年1月に近くの簡易宿所で火災が発生した際、管理人が現場にやって来たのは住民の連絡から40分以上経った後だったという。

「だいたい(住民が)連絡をしないといけない、することになっているのがそもそもおかしい。『なんかあったら電話くれ』って従業員扱いですやん」(東山区に住む男性)

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最終更新:5/17(金) 13:24
MBSニュース

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