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【はたらくクルマ】約45分で200人分の食事を作れる「野外炊具1号」は、自衛隊が誇る最強のメシ炊きマシーンだ

5/17(金) 12:07配信

メシ通

自衛隊が誇る飯炊きマシーンとは……これです。

その名も、野外炊具1号!
「なんかニュースで見かけたことあるような……」と思った方もいるかもしれません。陸上自衛隊の装備品のひとつがこの牽引式野外調理器材、野外炊具1号なのです。

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これがいい仕事するんですよ。約200人分の主食と副食を同時に約45分で作ることができ、お米だけなら約20分で約600人分の炊飯が可能です(1人分おにぎり2個の計算)。
野外炊具1号は、かまど×6、野菜調理器×1、球根皮剥器×2、発電機×2で構成されています。使用燃料は灯油とガソリンで、最新型では商用電源からの給電も可能になっています。移動はトラックによる牽引です。
このマシーン、炊飯、汁物、煮物、揚物、炒め物などさまざまな調理に対応しているほか、回転式カッターで野菜類の輪切り、千切り、短冊切り、大根おろしも作れます。ジャガイモの皮むきなどは1回で10kgを約2分で処理。すごい。

陸上自衛隊は演習場で何日も演習を行なうこともありますし、食事のたびに演習場から離れた駐屯地の隊員食堂に戻るわけにはいきません。そこで演習場内の一角にこの野外炊具1号を設置して、隊員たちの食事を用意するのです(そのこと自体も訓練の一環です)。

戦闘糧食(いわゆるミリメシ)も最近のものはバラエティに富んでいてなかなか美味なのですが、湯煎してあたたかい状態になっていたとしても、やはり毎食だと飽きるんだそう。筆者も取材で何種類か食べていますが、なんとなく全体的に味が似てるんですよね。ましてや湯煎しても口にできるときは冷めてしまっているといった食事ばかり続くと、隊員のテンションにも影響しそうです。

被災地で大活躍する野外炊具1号

野外炊具1号が活躍するシーンは、なにも演習時の隊員たちの食事のみに限られているわけではありません。
そう、災害時にこそ我々一般人の強い味方になり得るのです。だからこそ、国民の目に触れる機会が多いのかもしれません。

東日本大震災の際は、この野外炊具1号が片っ端から被災者の支援に使われたため、真っ先に現地に赴いた隊員たちは戦闘糧食や乾パンばかりの食事が続き、野菜不足で多くの隊員が口内炎に悩まされたそうです(そのためビタミン剤が支給されたとか)。

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最終更新:5/17(金) 12:07
メシ通

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