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「彼はゴルフおたくじゃないところがいい」メジャーの舞台に滅法強い、ブルックス・ケプカの“魔法の杖”

5/17(金) 16:30配信

みんなのゴルフダイジェスト

第101回全米プロゴルフ選手権がニューヨークのベスページブラックコースを舞台に幕を開けた。初日圧巻のプレーを見せたのは大会連覇を狙うブルックス・ケプカ。コースレコードの7アンダー63をマークし同組のタイガー・ウッズに9ストロークの大差をつけた。

大叔父は大リーグのMVP選手

全米オープン2勝、全米プロ1勝とメジャーに滅法強いケプカが本領を発揮した。「このセッティングでできうる最高のゴルフだった」とタイガーも脱帽するほどの内容。

タイガーのキャディ、ジョー・ラカバは「ケプカはどんな状況でも動揺しない。普通タイガーへの声援が選手になんらかの影響を与えるものだが彼はまったく動じない」とメンタルタフネスがケプカの強みだと強調した。

さらにコーチのクロード・ハーモン3世(ブッチ・ハーモンの息子)は「彼はゴルフおたくじゃないところがいい」と指摘。「あまりにゴルフが好き過ぎてメジャーに対するリスペクトが強すぎる」と語るローリー・マキロイとは対照的にゴルフへの思い入れが強すぎないのが逆にケプカの強みになっている。

大叔父は元メジャーリーグのピッツバーグパイレーツで活躍したショートストッパー。1960年にはワールドシリーズを制しナショナルリーグのMVPを獲得した逸材。つまりにケプカは生粋のスポーツ一家に育っているのだ。実際フットボール、サッカー、バスケットボール、野球となんでもござれのアスリートだった。

ところが10歳のときにあるアクシデントに見舞われる。交通事故で顔面を大怪我。以降激しく肉体が交錯するコンタクトスポーツができなくなったのだ。

フットボール選手のような立派な肉体を持て余しながらゴルフを選んだが、激しい動きのあるチームスポーツへの憧れは捨て切れなかった。ゴルフの手ほどきをしてくれた父でさえ「ゴルフはスポーツだとは思っていなかった」。

そんなケプカの意識を変えたのが躍動感溢れるプレーでファンを魅了するタイガーの存在だった。ある意味メジャーに滅法強い男を創り上げたのはタイガーなのかもしれない。

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最終更新:5/17(金) 16:30
みんなのゴルフダイジェスト

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