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「可変要素が少ない財産は”信頼と信用”」社団法人代表理事、石山アンジュに聞くキャリアメイキング

5/17(金) 16:23配信

テレ東プラス

好きなことをして生きていく。

果たしてそれは夢物語なのでしょうか? すべての人がそうなることはできないかもしれませんが、そこに近づいていくことはできるはず。

今回お話を伺うのは、一般社団法人Public Meets Innovation 代表理事にして、シェアリングエコノミー協会 事務局長、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師、総務省地域情報化アドバイザー、厚生労働省「シェアリングエコノミーが雇用・労働に与えるインパクト研究会」構成委員、総務省検討会構成委員など多数の肩書きを持つ石山アンジュさん。「イノベーションの社会実装」をテーマに、ベンチャー企業と政府をつなぎながら、日々多くのメディアに出演されている注目のビジネスパーソンです。

副業推奨の流れや、個人ブランディングの重要性が叫ばれる今、石山さんの働き方やキャリアマップは私たちのヒントになるかもしれません。1989年生まれ、新卒で株式会社リクルートに入社した彼女は、どのようにしてキャリアを進め現在に至るのでしょうか?

きっかけは、両親の離婚。自分が生まれた理由を考えた。

── 石山さんはジャーナリストを目指されていたとのことですが、そのルーツにはどんなきっかけや思いがあったのでしょうか?

根本にあるのは「世界平和」です。12歳の頃、両親が離婚したのをきっかけに、なんで自分が生まれたのかという存在意義を考えるようになったんです。もともと小さい頃から戦争映画が好きでした。そんな時に自分の誕生日がアドルフ・ヒトラーの誕生日の100年後だと知り、今となっては笑い話ですけど「自分はただ生まれたというのではなく、世界平和に貢献するために命を授かったんだ」と真剣に思ったんです(笑)

── 一直線ですね。

もともと小さい頃から戦争映画が好きで、学級委員をしながらも誰も見ていないところでは図書室に行って一人でホロコーストの写真集を見ているような子だったので、そういう社会的な意識は持っていたんだと思います。

── 世界平和の実現に向けジャーナリストを目指したわけですか?

いえ、当時エイベックスのアカデミーに入ってダンスや歌をやっていたのですが、それを通してジョン・レノンやマイケル・ジャクソンのように世界平和を訴えていくピースメッセンジャーに憧れるようになったんです。

── 「イマジン」や「ウィ・アー・ザ・ワールド」のような楽曲や、それを通しての活動ですね。

でも、そのうち芸能や音楽における商業的な面と社会性とのギャップにぶち当たり「世界平和をちゃんと学びたい」と思い、ICUという平和研究が唯一ある大学に行くことにしました。

── 芸能ではなく、アカデミズムから平和にアプローチしようと...

ただ、ピースメッセンジャーになりたいという思いと同時に、キラキラしたものも並行して好きでした。大学でもミスコンテストを受けて、アンジェリーナ・ジョリーみたいになりたいとも思っていましたし。でも、そういうことをやっていくうちに、裏は出来レースだということがわかってそこに幻滅したりして...。世界平和という軸はありつつも、その周りをうろうろしてましたね。

── 道が定まり始めたきっかけは?

「グローバルディベート WISDOM 」というNHK BS1の国際報道番組に感化されて、番組の問い合わせページから「勉強させてください」と電話して、アルバイトとして入れてもらって2年間バイトしたんです。国際問題をいろんな国の有識者が繋がって議論する番組だったのですが、そこで社会課題をみんなで議論して伝えていくことに意義を感じ、ジャーナリズムに興味があることに気付きました。

── なるほど。しかし、結果としてはジャーナリズムの道に進むことなく、リクルートに入社されたわけですよね。

NHKでバイトしてたから、正直「就活しなくてもNHKに入れるだろう」と思っていたんです。でも、就活の時に震災が起こって。その影響でいろんな面接がなくなってしまいました。

── 大変な時期でしたね...

でも、そんなときに縁があってリクルートの面談を受けたんです。2回目の面談に当時の社長である柏木(斉)さんが出てきて、自分が感じていることをさらけ出して話したところ「震災でゼロになったこの状態から、石山さんがやりたいことを自分で生み出せる人材にならないといけないんじゃないのか?」と言われ、納得するものがあったんです。

それまでの私は漠然と「ピースメッセンジャー」とか地に足つかない感じだったのですが「世界平和を伝えるために、どんな環境でもゼロから機会を作れるようになりたい」と思い、その修行と考えてリクルートに入ることにしました。

── あくまで修行として。

そうです。最初から3年くらいでやめようと思っていました。両親が個人事業主でクリエイター的な文化の家庭だったので、父親にリクルートに入社すると話したら「そんな凡人に育てた覚えはない」と笑って言われましたけど(笑)自分自身もサラリーマンということには違和感があったのですが「まずは修行するんだよ!」って言って入りました。

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最終更新:5/17(金) 16:23
テレ東プラス

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