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「可変要素が少ない財産は”信頼と信用”」社団法人代表理事、石山アンジュに聞くキャリアメイキング

5/17(金) 16:23配信

テレ東プラス

企業ではなく「一般社団法人」という選択。業界全体を盛り上げるために、自社も競合も関係ない。

── 会社を立ち上げるのではなく、一般社団法人という形態を選択した理由とは?

クラウドワークスで仕事をしていく中で、競合他社を意識することに違和感を感じていたんです。株式会社にいるよりも業界団体と呼ばれる「この市場をみんなで一緒に大きくしていこう」という業界全体の制度やルールを考えていく役割の方が自分には合っていると思ったのが、一般社団法人を選んだきっかけです。自分の今後のキャリアを考えても、個社に戻ることは絶対にないと思います。

── クラウドワークスで政府とのお仕事をされていたのも、石山さん個人の方向性も合っていたわけですね。

そうです。そして「一般社団法人Public Meets Innovation」立ち上げのきっかけも、クラウドワークスで政府渉外の仕事をする中で感じた課題にありました。

というのも、ベンチャーやスタートアップから素敵なサービスが生まれているにも関わらず、それを社会的に実装しようとした時に、ルールや制度というものも同時に変えていかないといけないという問題にぶち当たってしまいがちなんです。

──法律と大きくバッティングしたAirbnbが有名な事例ですよね。

ルールの裏に政治があり、国民みんなが投票して選んだ人が政治を行なっているわけで、新しいサービスを受け入れるようにルールを変えようとする政治家が少ないのも、みんなが選んだ結果なんですよね。そういう民主主義と政治がビジネスに影響を与えているという構造を、クラウドワークスの仕事を通じて初めて痛感したんです。そして、そこに対して当事者意識を持つプレイヤーがあまりいないと知り「自分がやらないといけない」と思いました。

ビジネスパーソン自身にも社会を変えたい思いはあるし、そのための実行力もあるのですが、ただそういう政治構造を知らなかったり、有権者として税金がどう使われているかへの興味があまりなかったりするんです。彼らをどのように政治や政策に関心を持ってもらえるかかという課題に対し、一般社団法人Public Meets Innovationを始めることにしたわけです。

── 政府とも、ビジネスリーダー的な方々とも面識がある石山さんならではの仕事だと感じます。

そうですね。逆に政策立案側も若い人やベンチャーとつながる機会がなくて実態を知らなかったりするので、自分が官民のパイプ役としてハブになっていければと考えています。

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最終更新:5/17(金) 16:23
テレ東プラス

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