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渋谷区と山野学苑が災害時の避難所協定締結

5/17(金) 16:17配信

TOKYO HEADLINE WEB

 渋谷区と学校法人山野学苑が「災害時における帰宅困難者の支援に関する協定」を結び、5月17日に渋谷区役所で調印式が行われた。

 この協定は災害が発生し、公共の交通機関が運航を停止した場合により帰宅することが困難となった帰宅困難者を支援することについてのもの。受け入れ先は代々木の山野美容専門学校で、その内容は300人の受け入れ、防災備蓄品などの整備を行い、それを通じて帰宅困難者にトイレの開放、携帯電話・PCの充電、寝具・食料・水などの供給と情報の提供を行っていく。

 調印式では長谷部健渋谷区長と山野愛子ジェーン理事長が調印書にサインした。

 長谷部区長は「帰宅困難者の問題は渋谷区にとって大きな課題。これだけ昼間人口を有している街ですので、日中に災害などが起こって街に人があふれてしまうということは区民にとっても大きな問題。東日本大震災の時も街に人があふれてしまって、その対応にかなり追われたという経緯がある。その中で渋谷駅周辺、原宿、恵比寿というのは順次対応していたが、代々木は少し遅れていた。そして多くの皆さんはご存知ないかもしれないが、新宿の甲州街道より渋谷よりは渋谷区なので、新宿圏で帰れなくなった方の中で渋谷を通って帰られる方もいる。山野さんの学校で帰宅困難者を受け入れてくれるというのは大変ありがたく思っている。地震が起きないに越したことはないが、何かあった時に協力態勢を取らせていただけるということに感謝申し上げたい。これからこの街の安全安心のために多くの方にこの機能を知っていただいて、安心していただくことも重要」などと挨拶。

 山野理事長は「山野学苑は美容を通じて渋谷区の発展や地域貢献に努めて80年が過ぎました。ここ数年の各地での災害を通じ、地域で助け合うことの大切さを感じております。この度の調印により、山野学苑が災害地域の皆様の安全をサポートできる場所として認めていただいたことに感謝しております。美容は人々を幸せにできるハッピーな仕事ですので、苦しい時でも近隣の皆様と力を合わせて、いつもスマイルでいられるようにこれからも地域の貢献に励んでいきたいと思います」と挨拶した。

 その後に行われた意見交換で山野理事長は東日本大震災時には実際に帰宅ができなくなってしまった学生約1500人が同校で一晩過ごしたことを明かした。その時は自らも学生とともに一夜を過ごしたという。

 長谷部区長が改めて「新宿区で災害に遭った方がどうしてもこのへんに滞留してしまうので、今回の協定は救いの手」と話せば、山野理事長は「渋谷区にはお世話になっているので、こういう緊急の時以外でも何か力になれれば。なにかアイデアがあったらいつでも声をかけてください」などと、災害以外でも渋谷区への協力を惜しまない姿勢を見せた。

最終更新:5/17(金) 16:17
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