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副知事人事に異例の質疑 事前説明なしを問題視 佐賀県議会

5/17(金) 15:36配信

佐賀新聞

 臨時佐賀県議会は最終日の16日、任期満了を迎える2人の副知事の後任の人事議案を審議した。正副議長の選出など議会人事を決める臨時県議会に、副知事人事案を提案したことに各会派から批判が噴出。自民党会派が人事議案では異例の質疑に立ち「憤りを感じている」とただすなど、改選後初の県議会は緊張感を含んだ幕開けとなった。

 本会議では自民会派の木原奉文議員が登壇し、「県政史上、人事案件で自民党が質疑をしたことはない。今回、あえて登壇する意味を山口知事はしっかり受け止め、認識していただきたい」と切り出した。知事が臨時議会初日のあいさつで述べた「県議会と執行部はクルマの両輪」という言葉を引用し、「県議会に対する慎重かつ丁寧な説明が欠如しており、憤りを感じている」と指弾した。

 県民ネットワークの藤崎輝樹議員と共産党の武藤明美議員も「議会構成(が固まるのを)を待ってから人事案を提案すべきだった」「国政課題が山積みの中、再任の選択肢もあったのでは」と苦言を呈した。

 知事は「慣例により(開会の)1週間前に略歴を議会にお伝えした。(副知事の)交代の準備に時間をいただけるとありがたいと考えた」と提案を早めた理由を明かし、「説明不足はおわびしたい」と述べた。

 採決では前県政策部長の坂本洋介氏(60)と文化庁文化資源活用課長の小林万里子氏(50)の起用に全会一致で同意した。

 自民のベテランの一人は「今回の質疑は知事に対するけん制」と話した。副知事人事を報道と同時に知らされ、事前の説明や相談がなかった点を問題視した。「人事案件は否決できないと高をくくった対応で、提案する際の手法がなっていない」と語気を強めた。

 閉会後、知事は報道陣に「質疑して問いただしていただければいいと思う」とした上で、執行部人事については議会側から調整されるのは望ましくなく、「自分が決めて(議会に)示すというやり方だ。(開会の)1週間前に(議案を)示すルールでやっている」と強調した。

最終更新:5/17(金) 15:36
佐賀新聞

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