ここから本文です

立花理香 TVアニメ『ノブナガ先生の幼な妻』EDテーマ「Returner Butterfly」リリースインタビュー

5/18(土) 4:20配信

M-ON!Press(エムオンプレス)

2018年2月にミニアルバム『Flora』でデビューを果たして以降、2ndミニアルバム『LIFE』、1stシングル「カラフルパサージュ」と順調にリリースを重ね、今年2月にはZepp DiverCityでのワンマンライブ昼夜2公演を成功させるなど、声優アーティストとして躍進著しい立花理香。そんな彼女のニューシングル「Returner Butterfly」は、しなやかかつ芯の通った歌声とエッジーなギターサウンドが絡み合う、クールなりっか様を存分に堪能できるロックチューンだ。TVアニメ『ノブナガ先生の幼な妻』のEDテーマとして作品の内容にも寄り添った本楽曲と、彼女の普段は照れくさくて言葉にできない気持ちが形になった自作詞のカップリング曲「Pelican」について、たっぷりと話を聞いた。

──ニューシングル「Returner Butterfly」はTVアニメ『ノブナガ先生の幼な妻』のEDテーマですが、制作はどのように進めたのですか?

立花理香 メインヒロインの帰蝶が戦国時代から現代にタイムスリップしてくるお話で作品自体はラブコメなんですけど、エンディングは戦国感の漂う曲でかっこよくキメて終われたら、というお話をしまして。もし作品の雰囲気に合わせるのであれば、例えばキャラソンというパターンもありだと思うんですけど、ここで私にお話をいただいたということは、少し違った切り口でエンディングを支えたられたらって。戦国時代って今ほど自由ではなかっただろうし、戦う部分が大きかったと思うので、そういう強さを表現しつつ、女の子ならではのしなやかさを入れられたらと思いました。

──この曲は作詞が松井洋平さん、作曲が俊龍さん、編曲が中土智博さんということで、立花さんの2ndミニアルバム『LIFE』に収録の「KOTO-DAMA」と同じ布陣ですね。

立花 そうなんです。それまでは大人の女性像を歌った曲が多かった中で、「KOTO-DAMA」では初めてゴリゴリのロックでかっこいい曲を歌わせていただいたんです。今回はそのチームでまた曲を作っていただいたので、これは間違いなくかっこいい曲になると思いました。ただ「KOTO-DAMA」は力強い楽曲ですけど、「Returner Butterfly」はそれとはまた違ったベクトルの強さを表現していただいたんです。今回は蝶々がモチーフになっているので、ただ強いだけではないしなやかさを出したかったんですよ。

──歌詞にも〈胡蝶〉という言葉が登場しますが、これも本作のヒロインである帰蝶の別名だとか(※帰蝶は斉藤道三の娘で織田信長の正妻。アニメでは彼女が現代にタイムスリップしてきた設定)。

立花 曲のタイトルの「Returner Butterfly」もメインヒロインの帰蝶をイメージしてますし、歌詞も“書き換えることなんて出来ない歴史”とか、作品に寄り添った内容にしてくださって。もちろん作品はラブコメとして楽しんでいただきたいんですけど、この曲では別の側面も表現してるんです。普通に考えると帰蝶はタイムスリップしてきて大変だろうなと思いますし……なんか当たり前の感想ですけど(笑)、そういう帰蝶の気持ちを松井さんが歌詞で素敵なストーリーにしてくださったんです。

──たしかに歌詞の1番では“全て受け入れてしまえばいい、だけど”と歌われている部分が、2番では“流されるよりも進むって、決めて”となっていて、主人公の心情の変化と成長が感じられます。

立花 たしかに前に進もうとする気持ちが表現されていますけど、ただそれも拳を握って力強く進むというよりは、蝶みたいにひらひらとしたイメージで……何て言ったらいいんだろう?飄々という表現もちょっと違って、凛とした強さみたいなものを出せたらと思ったんですよ。なので私も歌ではファルセットを使ったりしました。

──そのように帰蝶の気持ちに寄り添った部分もありつつ、これは立花さんの楽曲でもあるので、ご自身の心情にマッチした部分もあったのでは?

立花 そうですね。私は1番のサビの“自由を与えてくれた言葉に留まりながら”という歌詞が自分のなかですごく引っかかって、「読み解くのが楽しい!」って思ったんですよ。この言葉って、自由になったのに自分からそこに留まるということで、その背反的な感じがいいなあと思ったんです。この曲の歌詞には他にも“夢と現(うつつ)”とか相反する言葉が共存していることが多いし、すごく好きなフレーズですね。

──立花さん自身の経験と重なる部分もありますか?

立花 例えばなんですけど、日頃声優としてキャラクターと向き合うときに、スタッフの方に「思った通りに演じてもらっていいですよ」とおっしゃっていただいたとしても、最初に説明してもらったキャラクターの設定が自分の頭の中にあるので「好きに演じてと言われても、完全に好きに演じるわけにもいかないし……」と思ったりして。せっかくの機会なのでフリーにやればいいと思うんですけど、それでも設定を気にするところがあるんですよね。

──たしかにキャラクターの枠組みの中での自由な演技、というのは、この歌詞に当てはまるかもしれません。

立花 あと、私はきなこちゃんというハムスターを飼っていまして、(ケージの)入り口を開けて「ほらほら、今の君は自由だよー!」っておやつで釣ろうとしても、全然おうちから出てきてくれないことがあるんです。それで入り口を閉めると今度はドアをガリガリしだして、「どっちだよ!」と思うことはあります(笑)。

──「与えられた自由」と「自分で勝ち取った自由」の違いなのかもしれないですね(笑)。

立花 自由って結構不自由なんですよね。それこそ私は自分で歌詞を書かせていただくことがあるんですけど、「テーマはなんでもいいよ」と言われると何も出てこないんですよ(笑)。ある程度、曲の雰囲気だとかテーマとかをいただかないと歌詞を書くことができなくて。

──曲調と歌声の強さも相まって、非常にアニソンらしい楽曲になっていますが、実際にアニメのオンエアをご覧になったときの感想は?

立花 いやあ、なんか照れましたね(笑)。イチャラブなコメディ作品なのに、エンディングの映像が和っぽい世界観のめっちゃかっこいい映像になっていて。私は元々アニソンが大好きなので、今回はアニソンみのある曲をキャラソンではなく自分の曲として歌えたのはうれしかったですね。

──ちなみに好きなアニソンを選ぶとしたら?

立花 うわーっ!どの曲にしよう?……やっぱり『ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)』の楽曲はいろいろ衝撃でしたね。オープニングやエンディングもそうですけど、特に「God knows…」を観たときは本当にかっこいいと思いましたから。作画的にかわいいだけではない描写もありましたし、アニメの中で女の子のキャラがあんなにも熱く歌うなんて、映像の迫力も相まって「すごーい!」ってなりました。

──かっこいい系の曲が好みなんでしょうか。

立花 そうかもしれないですね。『マクロスF』でもランカ・リーの曲はかわいらしくて聴くのは好きなんですけど、自分で歌うとなると、カラオケではいつも惨敗するので(笑)。キャラクターも歌声も含めて本物がかわいすぎるので、もう「それがいい!」と思ってしまうんですよ。だからいつも自分で歌ってガッカリして帰ります(笑)。

──「Returner Butterfly」はMVも作られていますが、こちらの撮影はいかがでしたか?

立花 今回は衣装のパターンがふたつありまして、夢と現の間を行ったり来たりしてるようなイメージで映像を作っていただいたんです。三角形のCGを合わせて蝶々を表現していただいていたり、そういう遊びみたいなものをいろいろ入れていただいて、目まぐるしく移り変わる映像になってるので、目が離せないMVになったと思います。

──暗がりで青白いライトに照らされた立花さんが艶めかしく動かれていて、クールな雰囲気ですよね。

立花 どこかに蝶々っぽい動きを入れようと思ったんですけど、私には羽根がないので(笑)、影絵でよくある、手のひらを重ねた蝶々の形をポーズに取り入れたりしていまして。でもMVはかっこいい感じなんですけど、メイキング映像はほっこりした感じになっていまして、撮影してるときも私は社会見学をしてるような気分だったんですよ(笑)。ぜひ初回限定盤のDVDでMVとメイキングの両方を観ていただいて、ギャップの高低差も楽しんでいただけたらと思います(笑)。

──一方のカップリング曲「Pelican」はミディアムテンポの爽やかな曲調で、ナチュラルな歌声がばっちりハマっています。こちらは立花さん自ら作詞していますが、ご自身で作詞されるのはこれで4曲目になりますね。

立花 作詞すること自体はめちゃくちゃ楽しいんですよ。でも今回は、先ほども少しお話しましたとおり、好きなテーマで書いていいというお話だったので、まあ何も出てきませんでした(笑)。いちばん最初に書いた「TUNE UP」と「flowery night」(共に2ndミニアルバム『LIFE』に収録)は、自分から書きたいテーマをお話したうえで書かせていただいたんですけど、今回は先に曲をいただいてから歌詞を書く流れだったので、「はて、どうしようか?」となりまして。

──そこからどのようにテーマを見つけたのでしょうか?

立花 曲を繰り返し聴いているうちに、合いそうなフレーズがポコポコと出てきたので、それを組み立てていったんです。だからテーマよりも先に言葉が出てきてしまったんですよ。最初は1番の“振り切ったものや 残っているもの”というフレーズがポンと出てきたんですけど、この言葉が何のテーマにも繋がらなかったので「それが何なのか教えてくれ、立花さん」と思いながら書きまして(笑)。今回は本当に変化球で、自分で自分の首を絞めていましたね。

──ただ、完成したものを聴くと、立花さん自身がこれまで活動してこれたことに対する感謝の気持ちが表現されているように感じました。

立花 楽曲自体が歩いているイメージが浮かぶものだったので、その方向性でぼんやり考えているうちに、私は今ちょうど声優として5年、アーティスト活動を始めて1年というプチ節目の時期にあったので、これまでの道のりを振り返るものを書いてみようと思ったんです。私は声優になるために、本当に何のあてもなく東京に出てきてしまったんですけど、そんな私がここまでお仕事を続けてこられたのは、支えてくださる皆さん、応援してくださる皆さんがあってのことなんです。それがなかったらここまで続けてこられなかったと思うと、そういう感謝の気持ちは自然と入っていましたね。

──1stミニアルバム『Flora』の取材時にも、ファンの方々には本当に感謝していることを語られていましたね。

立花 インタビューのときぐらいしか言わないんですけどねー(笑)。イベントとかでは恥ずかしいので絶対に言いたくない!(笑)。

──面と向かって感謝の気持ちを伝えるのは照れるけど、曲にしたら言えると。

立花 そうですね。あくまで歌詞だから、みたいな(笑)。「歌詞なんだから勘違いしないでよね」「本当はこんなこと思ってないけど、歌詞だから仕方なく書いただけなんだから!」っていう。

──完全にツンデレじゃないですか(笑)。でもたしかに最初に作詞された「TUNE UP」も、ファンへの感謝の気持ちを歌っているように見せかけて、実はお寿司のことを歌ってるんですよね。

立花 そう、文字通りネタ曲だったんです(笑)。今までの作詞曲は深読みのしがいがあったり、別のテーマを隠していたりしていたんですけど、今回はもっと伝わりやすいものになったんじゃないかと思います。

──いわゆる裏テーマみたいなものは設けずに……。

立花 ウフフ(笑)。

──ああ、今回の曲にも何かあるんですね(笑)。

立花 いや、そんなでもないんですよ。表向きはすごくストレートに書いたので。ただ、私的には2番の“無いアンテナは伸びやしないさ”というところが、すごく好きだったりします(笑)。

──たしかにこの部分は、他の歌詞と比べて少し引っ掛かりがありますね。

立花 私は最近「無いものはない」ということを学んだんです。例えば、声優のお仕事を色々とさせていただくなかで、皆さんそれぞれ色んな声をお持ちで、いろんな得意なキャラクターがあって、十人十色じゃないですか。そんななかで、私も「こういう役をやってみたい!」と思ったとしても、「でも自分に合うのはこういう役なのかなあ」というのが何となく見えるようになってきたんです。だから別に諦めとかじゃなく「無いものはないんだなあ」と思うようになって。でもそれをポジティブに捉えられるようになったのが、この5年の活動の振り返りでもあるんです。

──何かが無いぶん、別の何かを持っているわけですから。

立花 ですし、みんなお互い様ですから……というふうに思いたいなという(笑)。その人にはないけど私にはあるものが存在してほしいな、という願望も含めてですね。

──でもこれまでの活動のなかで、自分にしか表現できないものが見えてきたりもしているのでは?

立花 でもやればやるほど無力だなと思います。結局そのキャラクターのビジュアルがかわいかったり、音楽が良かったりだとか。私はあくまでもそのキャラクターの声しか担当していないので、そのほかのスタッフさんがいないと私は何もできないんだなあと思うと、やっぱり無いものはないんだなあと思うんです(笑)。だからこそ感謝というよりも、リスペクトしなくちゃと思いますね。

──なるほど。それとサビの“いつまでもこの場所で このままでいたいけど 足跡をつけてここから進むよ”というフレーズは、ひとところに留まらずいろんなことに挑戦したい気持ちの表れなのかなと思いました。

立花 私のことを応援してくれる人たちは優しい方ばかりなんですよ。だからそこに甘えてばかりではダメと言いますか。私はたぶん甘やかされ慣れてないからだと思うんですけど、現状維持が落ち着かないんです。アーティスト活動で言うと、1stライブのときは自分的に攻めの姿勢で、一部をライブ、二部を打ち上げイベントという形にしたんですけど、2ndライブでは二部ともライブをやることにしたんです。

──それはまたどうして?

立花 私はライブを「みんなが楽しいうえで私も楽しいもの」にしたい前提があって、1stライブとその打ち上げイベントはすごく楽しかったし、楽しいと言ってくださる方も多かったんですけど、私の中でライブの部分で「もっとこうしたいな」という思いが出てきたんですね。リリースイベントもそうですけど、やればやるほど少しずつ「こうしたい」ということが出てくるので、日々前進というか、誰かに甘えるだけではなくて何かを自分でもやりたいなと思っていて。そのほうが失敗しても責任を持てるじゃないですか。もし失敗したとしても自分が決めたことなので納得できますし。

──ある意味、立花さんの人生観が詰まった曲でもあると言いますか。

立花 そうなんですよ。私はファイティングポーズが下せないので(笑)。これでもだいぶ丸くなったんですけど、やっぱり攻めの姿勢は忘れちゃいけないなと思います。

──そういう強い意志は、表題曲の「Returner Butterfly」と共通するかもしれないですね。

立花 そうかもしれないですね。「Returner Butterfly」と「Pelican」はテイストもパワーも違いますけど、前に進むというベクトルは同じだと思いますし、蝶とペリカンで「飛ぶ」シリーズになりますし。

──ちなみに曲名の「Pelican」にはどんな意味を込めたのでしょうか?

立花 これは楽曲の歩いているようなイメージと、私はいろんな人のおかげでここまで運んできていただいたことを考えたときに、「運ぶ」という意味合いで何か良いタイトルがないかなあと思ったんです。それで「運ぶ」と言えば……。

──ペリカン便ですか?

立花 そうです!(笑)。最初はコウノトリが思い浮かんだんですけど、それは「運ぶ」の意味合いが変わってくるので違うなと思いまして。

──たしかに(笑)。それにペリカンは渡り鳥でもあるんですよね。

立花 私も地方で生まれて、そこから東京に出てきたので、その歩き続けるイメージにもちょうど合うとは思いましたね。

──あと「Pelican」の歌詞でグッときたのは、後半の“ようやく気付いたんだ 望んでしまったんだ”から始まる一節で、ここではファンの皆さんの応援が活動の原動力になっている感謝の気持ちを、少し弱い部分を見せながらストレートに表現されていますね。

立花 (両手で顔を覆って)いやあ、そこはホントに恥ずかしい!ああ~、決して誰もいじらないで~!

──ハハハ(笑)。でもこの部分は普段はなかなか言えない素直な気持ちを表すことができたんじゃないですか?

立花 クフフ(照れ笑い)。いやあ、曲が良かったんです!曲がそういう歌詞を書かせたんです!

──あくまでも自分の本心ではないと(笑)。

立花 いやあ恥ずかしいなあ。11月に3rdライブがあるんですけど、この曲を歌うのは本当に恥ずかしいなあと思っていて(笑)。自分で歌詞を書いておいてなんですけど、どんな顔をして歌えばいいんだろう?

──素直な気持ちで歌われたらいいと思いますよ。お客さんもきっと感動してくれると思います。

立花 じゃあ今からメンタルを鍛えて、11月はみんなを泣かせにかかりたいと思います(笑)。

──でも歌詞を書いてるときはどういうお気持ちだったんですか?

立花 この曲に関してはパソコンで歌詞を書いたんですけど、私は歌詞を書くとき、曲を延々とループして聴きながら作業するので、曲のテンポに書くスピードが追いつかないから、いつもランナーズハイみたいな状態になるんですよ。曲のある部分の歌詞を書きたいのに、曲は進んでいくから「ワーッ! カタカタカタ(歌詞を打ち込む音)」というチキチキレースみたいなことが行われるんです。

──その勢いのまま、素直な気持ちが出てしまったと。

立花 クゥー!(照れる)。恥ずかしいなあ。いつもは早くみんなに聴いていただきたい気持ちがあるんですけど、この曲に関しては本当に1番だけを聴いてもらえたらと思っていまして(笑)。こんな気持ちは初めてなんですけど、本当にフルで聴いてもらうのは恥ずかしいですね。

──皆さんにはぜひフルで聴いてもらいたいです(笑)。改めて今回のシングルはご自身にとってどんな作品になりましたか?

立花 1stミニアルバムから順に振り返ってみると、だんだん身ぐるみを剥がされているというか、どんどん素っ裸にされてるような気がするんですよ(笑)。それは自分で歌詞を書いたり、いろんな曲に挑戦させていただくことによってではあるんですけど。だって一枚目の『Flora』はバチバチにかっこいいんですよ(笑)。それがだんだんナチュラルになっていっているので、いずれは最初のかっこよさを思い出さなくちゃと思いますし、そういう意味ではこのタイミングで「Returner Butterfly」というかっこいい曲を歌うことで、初心に返ることができたのかもしれないですね。

──でも、そういった自己表現はアーティスト活動を行ううえで大切ですから。

立花 今までは声優のお仕事でキャラクターのためにどうするかを考えることが多かったので、自分のやりたいことのフタを開けてみるのもそれはそれで楽しいなとは思いますね。まだ恥ずかしかったり苦手なところもあるんですけど、楽しくやれてるのでありがたいです。

──少し話が変わりますが、立花さんは『ノブナガ先生の幼な妻』と同じ『ふたばにめ!』枠のTVアニメ『女子かう生』で、富戸もも子役として主演されています。この作品はキャラクターがしゃべらない新感覚のサイレントアニメということで、声優としてもかなりチャレンジングな役どころだと思うのですが。

立花 そうなんですよ!キャラクターにセリフが無いので、台本をいただいてもセリフの部分がほぼ真っ白で、カラスの鳴き声ぐらいしか書かれていないんですよ(笑)。なのでほぼ全部アドリブで収録していまして、だからこそ自分のなかの引き出しを全部開けても「もっとやってもいいよ」と言われて、「えっ!もっとやってもいいんですか?やったー!」という感じの現場なんです。「言葉を使わずに何かを伝えるにはどうしたらいいんだろう?」ということを考えたりして。これはアーティスト活動にも繋がりますけど、言葉じゃない音だけで伝わる部分もあると思うので、自分的にもターニングポイントになる作品だと思います。

──言葉ではない声のニュアンスで様々な感情を表現されてることに感心してしまいました。

立花 「果たして息だけで感情を伝えることはできるのか?」という。でもアニメーターさんや音楽の力がなかったら表現できないことですし、みんなで力を合わせて作った気持ちが強いですね。ただ、私がいちばん気合いを入れたのが予告だったんです。『ふたばにめ!』枠の予告は3本のアニメ作品のヒロインがもちまわりで担当するんですけど、次回のサブタイトルを伝えなくちゃいけないのに、『女子かう生』のキャラクターはしゃべってはいけないので、台本のもも子のセリフは「………」だったんです。スタッフさんも「立花さんはこれをどう表現するんだろう?」って興味深そうに見てくださってて。

──無茶振りじゃないですか(笑)。

立花 そうなんですよ。でも結果、ひと笑いを取れたので良かったです。『女子かう生』はいろんなチャレンジができた作品になりましたし、それに限らずアーティスト活動を始めてから、声優のお仕事がもっと楽しくなりましたし、キャラクターへの向き合い方も曲への向き合い方も、それぞれがそれぞれを広げてくれてる感じがして、今はすごくいいなあと思います。

Interview & Text By 北野 創(リスアニ!)

●リリース情報
セカンドシングル
「Returner Butterfly」
5月15日発売

【初回限定盤(CD+DVD)】

価格:¥1,800+税

<CD>
M-1 Returner Butterfly
M-2 Pelican

<DVD>
Returner Butterfly ミュージックビデオ+メイキング映像

【通常盤(CD)】

価格:¥1,300+税

<CD>
M-1 Returner Butterfly
M-2 Pelican
M-3 Returner Butterfly (Instrumental)
M-4 Pelican(Instrumental)

【ゲーマーズ限定盤(初回限定盤)】
※初回限定盤+立花理香 描き下ろしイラスト使用アクリルキーホルダー
価格¥2,400+税

【ゲーマーズ限定盤(通常盤)】
※通常盤+立花理香 描き下ろしイラスト使用アクリルキーホルダー
価格¥1,900+税

●イベント情報
リリース記念イベント
5月18日(土)12:00 HMV&BOOKS SHIBUYA 7F
5月19日(日)12:30 ディスクピア日本橋店 テレビゲーム館2Fイベント・フロア
15:00 ゲーマーズなんば店
18:00 animate O.N.SQUARE HALL 3F
5月25日(土)12:00 アニメイト秋葉原本館 パート1
15:00 アニメイト秋葉原本館 パート2
18:30 ソフマップAKIBA1号店 サブカルモバイル館
5月26日(日)18:00 AKIHABARAゲーマーズ本店
6月1日(土) 12:00 とらのあな秋葉原C
6月2日(日) 12:00 タワーレコード新宿店 7F
18:00 ソフマップAKIBA4号店 アミューズメント館

CD購入特典
ゲーマーズ: L判ブロマイド(ゲーマーズver.)
アニメイト: L判ブロマイド(アニメイトver.)& アニメイト・オリジナル2L版ブロマイド(2L版ブロマイドは初回限定盤のみ対象)
ソフマップ: L判ブロマイド(ソフマップver.)
とらのあな: L判ブロマイド(とらのあなver.)& とらのあなオリジナルL版ブロマイド
Amazon:L判ブロマイド(Amazon ver.)
タワーレコード:L判ブロマイド(タワーレコードver.)
HMV:L判ブロマイド(HMV ver.)
全国対象店:L判ブロマイド(全国共通Ver.)

●ライブ情報
立花理香 3rd LIVE
2019月11月30日(土)
会場:品川インターシティホール
<1st>開場13:00 開演:14:00
<2nd>開場17:30 開演:18:30

チケット代:¥5,800(税込) ※入場時ドリンク代別途必要
シングル「Returner Butterfly」にCD購入者対象チケット先行申込シリアル封入

●作品情報
TVアニメ『ノブナガ先生の幼な妻』
2019年4月より“ふたばにめ”内にて放送中
TOKYO MX 毎週月曜24:20頃~
AT-X 毎週土曜23:20頃~(リピート有)
BSフジ 毎週火曜24:20頃~

関連リンク
立花理香レーベルサイト

最終更新:5/18(土) 4:20
M-ON!Press(エムオンプレス)

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事