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全英注目!交通事故で即死の母狐から救い出された赤ちゃん

5/18(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【もぎたて海外仰天ニュース】

 車にはねられて即死した母キツネから帝王切開で4匹の赤ちゃんが救い出され……その成長ぶりに注目が集まっている。

 英BBC(5月15日付電子版)などによると、英国南部ヘイワーズ・ヒースで農場を経営しているクリス・ロルフさん(24=写真右)は今年3月、車で帰宅途中に、別の車にキツネがはねられる瞬間を目撃。

 はねた車はそのまま走り去ったが、クリスさんは車を停め、キツネの様子を見に行った。

 キツネはすでに死んでいた。しかし、キツネの下腹部が動いていて、クリスさんは農場で家畜を世話してきた経験から、「お腹の中に赤ちゃんがいるんだ!」と気がついた。

 クリスさんは応急の帝王切開手術を行い、4匹の赤ちゃんを取り出し、すぐに帰宅。母親のジーンさん(51=同左)に渡した。ジーンさんは、これまでにウサギやハリネズミ、それにキツネの赤ちゃんを育てた経験があったのだ。

 2人はすぐに4匹の体を洗い、乾かし、温かい状態に保った。そして20分おきに犬の乳を与え始めた。

「息子は『ダメかもしれない』と言ってましたが、とにかく最善を尽くしました。そして奇跡的に4匹は生き延びました」とジーンさん。

 それから5週間、昼夜なく3時間おきに授乳を続けたおかげで、4匹はすくすくと成長。

 4匹はメス1匹とオス3匹。それぞれビスケット、ジンジャー、リトルティップ、ビッグティップと名づけられた。

 ジーンさんは写真愛好家で、「Wild By Nature Photography」と題したサイトとフェイスブックを運営。撮影した野生動物の写真を投稿している。4匹の成長の様子も記録されていて、注目を集めている。

 4匹は成長したら野生に戻される予定だ。ジーンさんはBBCに次のように語った。

「個人的には、この子たちを手放すのはものすごく、つらいものがあります。でも、野生動物ですからね。育てている目的は、この子たちを野生に戻すことです。2度目のチャンスを生かし、いるべき場所で長生きし、幸せな一生を送ることを願っています」

 4匹は、5月末に生後10週間になったら、傷ついたキツネを保護し、治療して野生に戻す活動をしている慈善団体「ザ・フォックス・プロジェクト」に引き渡される予定。そこで徐々に自然に慣らしたうえで、野に放たれる。

最終更新:5/18(土) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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