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参院選前に何をどう見る?やさしい国会の見方

5/18(土) 18:30配信

MONEY PLUS

「前回までのあらすじ」とルールを知れば、 国会審議は誰にでもわかる

連休明けから後半国会が始まり、連日、重要法案に関する国会審議が開かれています。会期は6月26日まで。特に今国会は終了後すぐに参議院選挙をひかえています。景気が不透明さを増す中、10月に予定されている消費増税は本当に行われる流れになるのか。政治・経済の将来を占う後半国会の行方は、いつも以上に注視したいところでしょう。

【図解】景気回復が実感できない理由を示す統計データ

一方で、近年、人々が政治への関心を失い、国会の評価も下がっていることが一部の意識調査で指摘されています。確かに、ただでさえ政治の話題や言葉は難しくわかりにくいので関心が低くなりがちです。また、現在、政権と与党は意見一致で一枚岩のため「国会は結果が決まっている試合のようで退屈」といった意見も聞かれます。

しかし、本当に国会は難しくて理解できない、退屈なものなのでしょうか。そこで、まずは後半国会の現状把握のために状況をまとめつつ、国会を可視化する活動を展開する「国会パブリックビューイング」代表の法政大学・上西充子教授上西教授に“難しい国会審議をやさしく見るコツ”を教えていただきました。

今、国会はどうなっている?

1月28日に召集され、6月26日に終了予定の今年の通常国会。5月現在、後半国会と言われる後半戦が繰り広げられています。一つの議案や法案に対して、先に衆議院で審議・採決が行われることが多いため、この時期には、おもな重要法案の審議は衆議院から参議院に舞台を移しています。その後半国会も、残り約1ヵ月。

国会で議論するときは、両院それぞれで関連する委員会で審議された後、その院に所属する議員全員が参加する本会議で採決し、最終結論を出すという仕組みになっています。後半国会開始早々、委員会での審議を終え、本会議で賛成多数で可決。法案成立に至ったものもすでにでました。

例えば、幼児教育・保育を一部対象者において無償とする「子ども・子育て支援改定法」です。5月10日に参院本会議で可決・成立しました。実施は消費増税と同じ今年10月から。しかし、保育士の待遇が悪く、数も足りない中での実施に法案成立後も疑問の声が挙がっています。また、財源に消費税の増税分をあてることが決まっているため、実質、消費増税がなければ無償化もなし。

安倍総理は、今のところ「消費増税の延期はない」としていますが、「リーマンショック級のことがなければ」と条件つきの発言です。かつ、延期した場合の無償化の財源について問われると明言を避けました。与党もこれにならう形になっています。

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最終更新:5/18(土) 18:30
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