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高校時代の「もやし炒め」から始まった、若きシェフの中華道

5/18(土) 11:01配信

食べログマガジン

香港通が待望の一軒、目黒にオープン

待ちに待った、待望の一軒がようやくオープンした。目黒は三田通り沿い、日の丸自動車学校の向かいに、この4月3日ひっそりと店を構えた「サエキ飯店」がそれだ。

オーナーシェフの佐伯悠太郎さんは33歳。年は若いが、「聘珍樓」から「福臨門酒家(現 家全七福酒家)大阪店」、そして「赤坂璃宮」 まで名だたる名店で修業。更には、ワーキングホリデーを利用し、香港で一年間研鑽を積んだ期待の新星だ。

そんな彼の料理を初めて口にしたのは3年前。外苑前のナチュラルワインと中華の店「楽記」の料理長として腕をふるっていた頃のことだ。

“潮州式煮込みの鳩”やら“蝦味噌手羽先唐揚げ”に“ハムユイ肉餅(※1)”etc. 香港さながらの、それも贅沢な食材を使った高級料理ではなく、現地で食べられている庶民派料理にシフトしたメニューのラインナップにすっかり心惹かれてしまったのだ。

※1 ハムユイ=中国でよく使われる、魚を塩漬けして発酵させたもの。肉餅(ロービン)=中華風蒸しハンバーグ。

だが、僅か1年で「楽記」を辞め、香港へと旅立ってしまった佐伯シェフ。それから早2年。その間、香港から広州、 果ては世界33カ国を約1年間かけて周遊。帰国後の1年は、あの外苑前「傳」で研修していたそうで、この春、まさに満を持しての独立を果たした次第。

人知れず?店を始めたにもかかわらず、耳聡い食いしん坊や香港通が開店早々怒涛の如く駆けつけ、既に1カ月半先まで予約でいっぱい!(※2) この状況に最も驚いているのは、他でもない佐伯シェフ本人かもしれない。

※2 2019年5月13日時点で、6月末まで予約は満席。7月分の予約受付開始日は未定。

佐伯シェフが、中華の料理人になる!と心に決めたのは高校生の時。きっかけは、伝説の料理番組「料理の鉄人」だった。ダイナミックかつ鮮やかに中華鍋を振り、料理を仕上げる鉄人・陳建一シェフや脇屋友詞シェフ――そのカッコ良さに憧れた。

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最終更新:5/18(土) 11:01
食べログマガジン

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