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日本で“性的同意”ガイドラインは必要? 性教育の遅れが生んだ問題

5/18(土) 9:02配信

AbemaTIMES

 男女を悩ます「性的同意」の問題。日々、セクハラやパワハラ問題で揺れる今の日本では「嫌よ嫌よも好きのうち」はもう通じない。言葉に出して同意の確認を取ることが、なぜこれほど難しいのか。そして、何をもって「同意」になるのか。

 福田和子さんは、スウェーデンに1年間留学した経験をもとに、性の健康を当たり前に守れる社会を目指す「#なんでないの」プロジェクトを立ち上げた。

「海外に比べて日本には、避妊方法の選択肢や性教育がなぜないのだろうと思った。海外では、避妊注射や避妊シール、避妊リングなど、さまざまな避妊方法を知って、自分の生活スタイルに合うものや、パートナーとの関係を考えて選ぶことができる。日本では、避妊を学んだり、方法を選んだりすることに主体性がない。日本でも女性の避妊について考える機会を作るべき」(「#なんでないの」プロジェクト発起人・福田和子さん)

 タレントで俳優の大倉士門さんも、性的同意について「深くは考えたことはないけれど、高校生くらいのときから、もっとちゃんと考えておきたかった」と振り返る。

 福田さんによると、海外ではピルの価格が1錠1000円程度なのに対し、日本では1錠1万5000円と15倍も高価だという。さらに「イギリスでは無料でピルを配っている国もある」「アフターピルが薬局に売っている国もある」と続け、日本との違いについて説明した。

 日本でも2019年3月29日、厚生労働省は初診対面診療の例外として、オンライン診療による緊急避妊薬(アフターピル)の処方を認める方針を固めたが、諸外国と比較すると遅れを取っている現状がある。

 働くアラサー女性のための情報サイト『ウートピ』編集長の鈴木円香さんは「日本では性的同意となると、男性が女性にとるものというイメージが強い」と話す。鈴木さんは「本当は男性が女性に、女性が男性に、性別関係なく同意を取るべき。でも、その教育が全然ない」と、日本の性教育の遅れに言及。

 続けて、日本人の性的同意が分かりにくいことについて、鈴木さんは「『男性からきてほしい』とか『サインは出すけど最後は読んで』って思っている女性もいる。それを読めない男性が多いとイライラしてしまう。性的同意について『NO』と言うよりも『読み取って』という駆け引きがあることも問題なのでは」と分析した。

 福田さんによると、スウェーデンには「性的同意」の認識を広げるために「FATTA!」という活動団体があり、そこでは性的同意まで、次の6つのステップが紹介されているという。

1:私は自由な意志で性的行為がしたいのか
2:相手は性的行為を望んでいるのか
3:相手がもし断ったとして窮地に陥らないか(相手が弱い立場の場合は特に気をつける必要がある)
4:お互いが望んでいることを我慢せずに言える関係か
5:お互いがその性的行為を望んでいるか
6:性行為のときに上の5つを確認し明確にする
(FATTA!による6つのステップ 監修:「#なんでないの」プロジェクト発起人・福田和子さん)

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最終更新:5/18(土) 9:02
AbemaTIMES

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