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モード業界が熱視線を送る“アフリカ”。芽吹き始めた才能と未知なる可能性を探る

5/18(土) 21:11配信

ELLE ONLINE

各国の経済的発展に伴って、若年層のファッションへの創造性が今後グローバルに活躍する潜在的可能性は高い。アフリカはインターネット普及率が低く、2000年以前はファッション雑誌を入手するのも困難だったこともあり、“ファッション”という文化自体がほぼ存在していなかった。

そんなアフリカにファッションの息吹をもたらしのは、1997年にスタートした「サウス アフリカン ファッション ウィーク(South African Fashion Week)」と言えるだろう。年に一回ファッションショーやポップアップストアを開催し、デザイナーと消費者を繋ぐプラットフォームが初めて構築されたのだ。その後「ラゴス ファッション ウィーク(Lagos Fashion Week)」「ケープタウン ファッション ウィーク(Cape Town Fashion Week)」なども創設され、ファッション文化は着実に成長している。「ケープタウン ファッション ウィーク」を主宰するアフリカン ファッション インターナショナル(African Fashion International)の創始者、プレシャス・モロイ・モツェペ(Precious Moloi-Motsepe)は立ち上げの理由について熱く語った。

「創造的で革新的なマーケティングと小売の販売網の拡大によって、次世代のデザイナーの才能を引き出し、アフリカ発のラグジュアリーはクリエイティブで信頼性があると世界に発信することが目的。ファッションをビジネスにしているため、商業的な側面に関心が高い。しかし同時に、人間の脳によって概念が形成され、人間の手によって美しい洋服へと変容する、芸術のようなファッションの喜びや美しさに触れる機会を多くの人に与え、文化としてファッションをアフリカに根付かせたい」

2000年前後が変革期となったアフリカ。それ以前とは異なる社会背景で育った若年層は、アフリカ新時代の前途多望な世代として期待がかかる。既に、本年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のファイナリストに名を連ねる、南アフリカ出身25歳のテべ・マググ(Thebe Magugu)など、アフリカ発の新たな才能が芽吹き始めている。「若年層には仕事の選択肢、自由度が確実に増している。男性が裁縫やファッションを学ぶことが邪道とされていた時代はそんなに遠い昔ではないが、現代は僕のようにファッションに夢を抱く人は男女問わず多い」と、現代の傾向について語るマググ。

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最終更新:5/18(土) 21:11
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