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『リアリティ・バイツ』25周年にベン・スティラー、ウィノナ・ライダー、イーサン・ホークらが再集結!

5/18(土) 15:30配信

Movie Walker

1994年に公開され、ジェネレーションXを代表する作品として人気を博した青春映画『リアリティ・バイツ』の公開25周年を記念する上映会が、NYのトライベッカ映画祭で行われた。

【写真を見る】もう25年前!?若さあふれるウィノナ・ライダー、イーサン・ホークら『リアリティ・バイツ』場面写真

『リアリティ・バイツ』は『ナイト・ミュージアム』(06)などで活躍するベン・スティラーの初監督作で、大学を卒業したばかりの4人の友人たちが“現実の厳しさ”に直面する様を描いている。上映後に行われたQ&Aにはウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク、ジャニーン・ガラファロー、そして監督のベン・スティラー、脚本家のヘレン・チャイルドレスとプロデューサー陣が揃い、いまだから語れる製作秘話を明かした。今でこそ人気俳優の3人だが、当時はベン・スティラーもイーサン・ホークも新人で、『シザーハンズ』(90)などですでに人気女優だったウィノナ・ライダーがこの映画を牽引したのだと言う。最初に主演の打診を受けたウィノナがイーサン・ホークに電話し、「ベン・スティラーというMTVなどで活躍している監督が作る映画だから、絶対に出るべきよ!」と説得したのだという。それに対しイーサンは「『ベン・スティラー?誰だ?』と答えたんだ」と明かすと、スティラーも、「こっちだって『イーサン・ホーク?誰だそれ?』って感じだったよ!(笑)」と返し、満席の会場から大きな笑いが起きていた。

94年の公開当時、出演者たちのグランジ・ファッションや無造作な髪型が話題になったことに触れると、イーサン・ホークは「あれは、“完全に何もしない髪型”と言うんだよ」と説明したが、新人監督のスティラーにとってはそのアイコニックな髪型が鬼門になったという。「イーサンとウィノナの無造作な髪型は、編集の段になって前のシーンとのつながりが保てなくなり、本当に苦労したよ」と明かした。また、今作は『ゼロ・グラビティ』(13)ほかでアカデミー賞撮影賞を受賞しているエマニュエル“チボ”ルベツキのハリウッド初期作品でもある。撮影の名匠との仕事についてスティラーは、「チボはすべてのシーンを夕暮れのように撮りたがっていた。4人が暮らすアパートのシーンなんて、『火星にいるのか!?』っていうくらいほの暗かったんだ(笑)」と思い返した。

脚本を手がけたヘレン・チャイルドレスは映画公開当時25歳で、初脚本がいきなりハリウッドのメジャースタジオによる映画化となった。「そのことが多くの若い新人女性脚本家を勇気づけたと、いまだに言われます」とチャイルドレスが述べると、イーサン・ホークも「本当にウィノナのおかげなんだ。彼女が強い意志を持って、若い女性が書いた物語を映画にしようと立ち上がってくれたから。僕もウィノナにとても感謝している。ウィノナが僕を信じてくれて、この役に推薦してくれた。この役は僕の役者人生の軌道を形作る作品になったんだ」と語った。ベン・スティラーは、「今日の上映は僕にとってとてもエモーショナルなものになった。25年ぶりに多くの観客のみなさんと映画を観ることができたことと、そして25年経った今もこうしてみんなで集まれることにね」と感慨深そうに語った。

なお、映画の上映後、エンドクレジットの2曲目はシンガーソングライターのリサ・ローブが歌う「ステイ/Stay (I Missed You)」が流れる。当日はサプライズ・ゲストとしてリサ・ローブ本人による弾き語りでエンドクレジットが流れた。リサ・ローブはイーサン・ホークがやっていた劇団に所属していて、この映画のテーマにぴったりだから、とイーサンがベン・スティラーやプロデューサーに紹介してサウンド・トラックに収録された。レコード会社と未契約のままビルボードで1位を取得し、映画のヒットに寄与したというエピソードも披露された。(Movie Walker・取材・文/平井伊都子)

最終更新:5/18(土) 15:30
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