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「やるか、やめるか」…誤審に屈しなかった湘南、指示なくピッチへ送り出したチョウ監督

5/18(土) 1:06配信

ゲキサカ

[5.17 J1第12節 浦和-湘南 埼玉]

 明らかな誤審でゴールが認められなかった。しかし、湘南ベルマーレは決してあきらめることなく、後半アディショナルタイムの決勝弾で劇的な逆転勝利を収めた。チョウ・キジェ監督は「今日みたいな展開が人生の中であるのかないのか、容易に想像できない展開だった」と振り返った。

 猛抗議をした。0-2と2点のビハインドを背負って迎えた前半31分の場面だった。PA外でボールを受けたMF杉岡大暉のシュートは右ポストに当たりながらも、逆サイドのネットを揺らして湘南が1点差に詰め寄ったと思われた。しかし、山本雄大主審はゴールを認めずにプレーは続行され、浦和のカウンターをGK秋元陽太が防いだ場面でFWアンドリュー・ナバウトが負傷したことで、ようやくプレーが止まった。ここで湘南側は主審に詰め寄ったが、最終的に判定が覆ることはなかった。

 0-2でハーフタイムを迎える。誤審によってゴールが認められなかったこともあり、指揮官は選手たちに「やるか、やめるかと言った」ことを明かした。「俺たちは納得できないし、ピッチに立つことはできないと言われたら止められなかった」と振り返ったものの、選手たちの答えは「やる」だった。選手たちの意志を確認すると、「指示は何もしていない。ハーフタイムに何を言ったか、そんな金言もない」と、ただ選手たちをピッチへと送り出す。その結果、湘南のハーフタイムコメントは白紙のまま、報道陣に配られている。

「普段のピッチが今日の後半に出た」というように、2点のビハインドにも、誤審にも屈しなかったチームは、後半開始早々に1点を返すと、同34分には試合を振り出しに戻す。そして同アディショナルタイムに生まれたMF山根視来の劇的な決勝ゴールで3-2の逆転勝利を収めた。「選手が反骨心、反発心を出して正々堂々とフェアに戦ってくれて、勝ち点3を取れた」と誤審にも屈しなかった選手たちを称賛した。

最終更新:5/18(土) 2:57
ゲキサカ

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