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【巨人】ゲレーロ、村田塾で再生!男のV弾…直球への対応きっちり克服

5/19(日) 6:04配信

スポーツ報知

◆中日1―5巨人(18日・ナゴヤドーム)

 巨人は序盤に中日・柳を攻略。3カードぶりの勝ち越しを決めた。打線を活気づけたのは17日に1軍昇格したゲレーロだ。2回無死二塁、左中間に先制5号2ラン。2軍では男・村田ファーム打撃兼内野守備コーチの言葉によって復活。勝利打点4はチームトップだ。3回には丸が適時二塁打。岡本も中前適時打で続き、加点した。先発メルセデスは7回無失点で4勝目。チームは4連敗の後にすぐさま2連勝。勢いのまま、与田竜に3タテを食らわせる。

 快音に耳を澄ませるように、弾道を目に焼き付けるように、ゲレーロはバットを振り抜いた体勢のまま一瞬だけ足を止めた。

 「うまく腕をたたんで、いいスイングができた。走者二塁で得点圏。難しいボールでしたが、コンパクトに振り抜いて走者をかえすことだけを考えて、結果、ああいう形になってよかった」。0―0の2回無死二塁。柳の内角直球を、左中間席の中段に押し返した。2日の中日戦(東京D)以来となる5号2ランは、先制V弾となった。

 開幕から30試合で打率、得点圏打率ともに2割台と低迷し、6日に出場選手登録を抹消された。ボールを懐まで慎重に呼び込もうとするあまり、逆に差し込まれるケースが目立った。だが、村田ファーム打撃コーチからは助言ではなく、あるミッションを授かった。

 村田コーチ「2軍では『直球に差し込まれないようにポイントを前に置いて、変化球は空振りでもいい』という指導をしている。若手の参考になるような打撃をしてくれると、俺らも今後指導しやすいんだよなぁ…」―。

 頭ごなしではない、男・村田流の巧みな誘導。プライドをくすぐられたゲレ砲は大きくうなずき、得意げに胸をたたいた。

 若手に手本を示すように、打撃練習や2軍戦で実践した。11日の西武戦(高崎)で左越えソロをたたき込むと、翌12日の同戦(本庄)では2戦連発となる3ラン。「2軍での過ごし方? 村田コーチを筆頭に、コミュニケーションを取りながら、特にコレといったことはしてないですが、気分転換しながらという感じですね」。笑いながら振り返ったが、若手の教材になるという使命を忠実に実行するうちに、自分自身の修正点でもあった直球への対応が、きっちり克服されていった。

 17日に1軍再昇格。復帰初戦は3打数無安打に終わったが、持ち味の一発が、しかも課題の得点圏で飛び出したことに意味がある。原監督は「もう打った瞬間ね。練習の通りというかね、(打球が)広角になっている感じがするね。得点圏で打った? そこがやっぱり彼の中で訂正というかね、そうなれば一番いいことだからね」と、得点圏打率のさらなる上積みに期待した。

 復帰間もなく名誉挽回に成功したゲレーロは「自分が打てるコースの球だけを待って、それをコンタクトできるようにやっていきたい」と、すっかり元気を取り戻した様子だ。同じタイミングで1軍に帰ってきた沢村は、2戦連続で9回を締めた。リフレッシュマンたちの活躍で、チームは3カードぶりの勝ち越しを決めた。(尾形 圭亮)

最終更新:5/21(火) 0:18
スポーツ報知

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