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高湯とスカイライン(5月19日)

5/19(日) 9:56配信

福島民報

 福島市の磐梯吾妻スカイラインは通行止めが続き、高湯温泉近くの入り口に規制を示す看板が立つ。バイクや車で来た人が引き返す。温泉街は吾妻山(福島、山形両県)の噴火警戒レベルの影響を受ける。

 高湯温泉観光協会によると、昨年九月にレベル2(火口周辺規制)に引き上げられてから、入浴客と宿泊客は例年に比べ一割ほど減った。四月下旬に1(活火山であることに留意)に下がったが、約二週間後、再び2となった。温泉街は火口から約六キロ離れ、半径約一・五キロの立ち入り規制の外側で、通常通り営業する。

 協会は、温泉学の第一人者の松田忠徳氏らの協力で二〇一三(平成二十五)年、入浴効果を調べた。老化要因といわれる血液中の活性酸素が減り、生活習慣病の改善につながるとお墨付きを得た。旅して日本プロジェクト主催の二〇一八年度「温泉総選挙」健康増進部門で初の一位に輝く。

 経営者は「火山のおかげで温泉の恵みがある。誘客を見直す契機にしたい」と前向きにとらえる。科学的に裏付けられた効能や正しい情報の発信に努める。秋には大勢の観光客が紅葉を眺め、湯船で疲れを癒やす姿を思い描く。根気強く再開通の日を待つ。

最終更新:5/19(日) 9:56
福島民報

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