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Moto2フランス決勝レポート:マルケス弟が2017年日本GP以来の優勝。長島哲太”20台抜き”で11位入賞

5/19(日) 20:32配信

motorsport.com 日本版

 MotoGPフランスGPのMoto2クラス決勝が行われ、アレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)が優勝を果たした。

【リザルト】MotoGPフランスGP Moto2クラス決勝結果

 Moto2クラスの決勝レースは、ル・マンのブガッティ・サーキットを25周、合計104.6kmの距離で争われた。スタート時の気温は15度、路面温度17.6度というコンディション。サーキット上空は雲に覆われた。

 ポールポジションにつけたのはホルヘ・ナヴァッロ(Lightech Speed Up)、2番手にはMotoGPからMoto2へ”復帰”初年度のトーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)、3番手にはアレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)というフロントロウの顔ぶれとなった。長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)は最後列の31番グリッドと厳しい位置からのスタートとなった。

 絶好の蹴り出しを見せたのは、フロントロウ中央のルティ。PPスタートのナヴァッロはなんとか2番手をキープしたかに見えたが、マルケスとシャビ・ビエルへのEG 0,0 Marc VDS勢に先行され、4番手となった。

 またスタート直後のターン3では、アンドレア・ロカテッリ(Italtrans Racing Team)がハイサイドを起こし、宙に投げ出されるような激しい転倒を喫してリタイア。ロカテッリはコースマーシャルに両脇を抱えられるようにしてコースを離れた。

 続く2周目には、ランキング首位のロレンソ・バルダッサーリ(FLEXBOX HP 40)が転倒。ここに真後ろを走っていたマティア・パシーニ(Petronas Sprinta Racing)も巻き込まれてしまう。バルダッサーリは担架に乗せられて収容されており、その怪我の度合いが心配されるところだ。

 4周目、マルケスがルティを抜いて首位に立つと、ビエルへもこれに続く。ルティはこれについていけず、ナヴァッロ以下を押さえ込んでいく状況となる。また後方では31番手スタートの長島が15番手まで浮上。驚異的な追い上げを見せる。

 6周目、シモーネ・コルシ(Tasca Racing Scuderia Moto2)がルティを抜いて3番手に浮上。コルシも18番グリッドからのスタートであり、長島とともに信じられないような挽回である。コルシは翌周にはビエルへも料理した。またナヴァッロもビエルへを抜き、表彰台圏内に返り咲いた。

 10周目のターン13、驚異の追い上げを見せていたコルシがまさかの転倒。グラベルにハマったコルシはバイクを叩いて悔しがり、コース脇でがっくりとうなだれた。

 これで先頭のマルケスは独走状態。プレッシャーを受けることなく楽な展開になりつつあるように見えた。またビエルへはアウグスト・フェルナンデス(FLEXBOX HP 40)にも抜かれてしまう。

 14周目、6番手あたりを走っていたレミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)が転倒。大きくポジションを下げてしまった。

 レースの折り返し地点を越えたあたりから、ナヴァッロとフェルナンデスが2番手を争って激しくバトルを展開。しかしこの間に、マルケスがリードをさらに広げていく。

 レース終盤、2番手のナヴァッロがペースを上げ、マルケスとの差を詰め始める。しかし20周目に痛恨のミス。マルケスとの差が広がったばかりか、フェルナンデスに先行されてしまう。ただナヴァッロを抜いたフェルナンデスが、サーキットレコードを更新するラップタイムを記録。マルケスを追う。

 23周目、ナヴァッロが一瞬の隙を突いてフェルナンデスをオーバーテイク。しかしフェルナンデスもそうはさせじと抜き返し、順位は変わらず……タイムを失う二人を尻目に、マルケスは邪魔されることなく、淡々とハイペースで周回を重ねていく。

 最終ラップのターン2&ターン3の複合コーナーで、ナヴァッロがついにフェルナンデスをオーバーテイク。前に出たナヴァッロはフェルナンデスとの差を徐々に開いていく。

 結局マルケスがレースを逃げ切ってトップチェッカー。2017年の日本GP以来、Moto2での自身通算4勝目を挙げた。パルクフェルメには、兄マルク・マルケスも祝福に訪れた。

 2位にはナヴァッロ、3位フェルナンデスの3人が表彰台を獲得した。表彰台はスペイン人ライダーで独占されることとなった。なおナヴァッロは、最終ラップに1分36秒764というコースレコードを樹立した。

 4位には、レース終盤にビエルへを抜いたブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Ajo)が入った。またスタートで首位に立ったルティは、その後ペースが上がらず、最終的に6位でのフィニッシュとなっている。

 長島哲太は結局トップから18.5秒遅れの11位でフィニッシュ。スタートポジションから実に20ものポジションを上げる走りを見せた。

最終更新:5/19(日) 20:32
motorsport.com 日本版

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