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短い間だったけど会えてよかった…子猫は今も飼い主の記憶の中に

5/19(日) 13:30配信

デイリースポーツ

■庭で野良猫が産んだ4匹の子猫

 大阪で保護猫の預かりボランディアをしている人が、1年間ほど実家を空き家にしていたら、春先、庭にやってきた猫が4匹の子猫を産んでいた。生後3週間ほどの乳飲み子だった。しかし、既に7匹の猫を預かっていたので、「これ以上猫を増やすな」と家族に釘を刺されたという。

【写真】短い命だったが、懸命に生きたグリちゃんの日々

 さらに、近所からは、「これ以上野良猫が増えては困る、保健所に連れていけばいい」と非難をされていた。猫ボランティアに向けられる近所の眼差しは、必ずしも好意的とは限らない。どんなに気を遣っても肩身の狭い思いをしていることがある。

■犬好きだったが、猫に夢中に

 同じく大阪に住む平松さんは、一家で個人TNRボランティアをしているほどの大の猫好き。もともと、ずっと犬を飼っていて、いまもフレンチブルドッグを飼っている。しかし、ワンハート大阪から1匹目の保護猫、ブランくんを譲り受けてからは、すっかり猫に夢中になった。 

 ちなみにTNRとは、地域猫を捕獲(trap)、避妊手術(neuter)を施し、元の場所に戻す(return)活動の略。手術の際に猫の耳の先を少しカットし、処置済みを示す印とすることが多い。

 日中、TNRした猫が庭にエサを食べに来たり、日向ぼっこをしたりしにくる光景が日常になっている。

 平松さんは、2匹目の保護猫を譲り受けようと思い、ブログを見て選んだ2匹の猫を自宅に連れてきてもらった。

■譲渡、そして子猫の死

 春に産まれ、順調に育った繭子ちゃん。生後9か月になった頃、もう1匹の子猫と一緒に平松家にお見合いにやって来た。先住猫のブランちゃんとの相性も良く、繭子ちゃんのほうが早く家になじめそうな感じがしたという。また、サビや黒猫はもらわれにくいため、平松さんは、繭子ちゃんのトライアルをスタートすることにしたという。名前は、繭子ちゃん改め、フランス語でグレーという意味のグリと名付けられた。 

 「グリ(元・繭子ちゃん)は、最初は先住猫のブランに威嚇されて緊張していたのですが、すぐに仲良くなりました。でも、我が家に来てから半年後に、原因不明のFIP(猫伝染性腹膜炎)にかかってしまったんです」

 不妊手術をしたのが原因だったのかと、平松さんは悩んだ。懸命に治療したが、発病からわずか10日後、グリちゃんは約1歳で、この世を去った。 

 短い期間を共に過ごしたグリちゃんだが、平松さんの記憶にグリちゃんは深く刻まれている。

(まいどなニュース特約・渡辺陽)

最終更新:5/19(日) 16:54
デイリースポーツ

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