ここから本文です

【広島】7連勝で首位・巨人とゲーム差なしに迫る アドゥワ、7回0Kも無失点で2勝目

5/20(月) 6:04配信

スポーツ報知

◆阪神1―5広島(19日・甲子園)

 広島は先発・アドゥワが7回4安打無失点の快投で2勝目を挙げ、連勝を7に伸ばした。高卒3年目右腕は、低めの制球力がさえ、奪三振はゼロながら猛虎打線から14のゴロアウトの山を築いた。チームは今季最多の貯金6で、ついに首位・巨人とゲーム差なし。約1か月前に首位と7ゲーム差の最下位に沈んでいた王者が完全に息を吹き返した。

【写真】アドゥワ「お母さん、やったよ~!」

 心は熱く燃えていても、アドゥワの頭は冷静だった。7回1死、中谷の単打を中堅・野間がそらし、三塁に進まれたが、決して慌てなかった。「打線にはいつも打ってもらっている。何としてもカバーしたかった」。木浪を真っすぐで詰まらせ、浅い左飛に抑えると、代打・鳥谷も内寄りの直球で捕邪飛。7回を4安打無失点で2勝目を手にした。

 低めへの制球が抜群だった。伝家の宝刀のチェンジアップの抜けが悪いと判断し、カーブ、スライダーを多めに配球した。21個中、14個がゴロアウト。なんと奪三振は一つもなかった。「三振が取れない分、低めに集めることを意識している」と本人は涼しい顔。佐々岡投手コーチは「あれが持ち味なんでね。低めに集めていけばゴロが増える」と高く評価した。

 1失点で初完投した12日のDeNA戦(マツダ)に続く快投に、緒方監督も目を細めた。「今回もいい投球をしてくれた。打たせて取る持ち味がしっかり出ていた」。破竹の7連勝でついに巨人とはゲーム差なし。4月16日に首位と7ゲーム差の最下位に沈んでいたチームは、わずか1か月でライバル球団をごぼう抜きした。

 今季は開幕から4カード連続負け越しでスタートし、データ上の4連覇は0%となった。最大借金8からの逆転Vも、07年の日本ハムの一例しかない。驚異のV字回復は、アドゥワが先発ローテに定着した4月中旬から始まっている。「連敗が続いている時も雰囲気は良かった。自分に勝ちがつくというより、チームが勝てばいい」。絶望の縁からはい上がったカープに、奇跡の4連覇の道筋が見えてきた。(表 洋介)

最終更新:5/20(月) 6:46
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合6/17(月) 10:35

あなたにおすすめの記事