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そして日系4世は来なかった 日本は本当に外国人が「働きたい国」なのか

5/19(日) 9:24配信

BuzzFeed Japan

日本政府が求めるような日系4世は、いなかった

ところが蓋を開けてみると、日系4世の2018年12月までの受け入れ人数は、4000人の枠に対し、わずか4人でした。

日本政府が求めるような日系4世は、実際にはいなかった、ということです。

そして、日系4世に対して課した条件と、技能実習生や特定技能1号に課している条件は似ているところがあります。特に単身で、数年で帰ることが前提という点です。

政府は、ドアの開け閉めを通じて、外国人労働者数に政策的な調整をかけようとしています。

「いつか帰国することが前提の外国人労働者をぐるぐる回していく」という、フランスやドイツにもできなかったことを、この国は自由民主主義を報じながらも、実現できるんだと思っているのかもしれません。政策をうまくチューニングすれば、可能だと。

特に今の政策は官邸主導で動いていると思うので、命令を受けるそれぞれの役所の側は、必死になってとにかくかたちをつくったという部分はかなり大きいんじゃないかと思います。

外国人政策のインパクトの大きさを直視すべき

外国人に関する政策は、人間にかかわることです、だから、極めて長期にわたるインパクトがあるのですが、その政策を極めて短期的なロビイングや選挙対策などの中で、近視眼的な感覚の中で作ってしまっているのではないでしょうか。

こういうことの積み重ねが、学校に行けてない外国籍の子どもが出てくるという、取り返しのつかないインパクトを与えてしまっています。

仮に3年間、学校に行けなかったとします。それが例えば7歳から9歳の間だとすると、その子の人生全般に、極めて大きな影響が出ます。そういうことを本当に考えているのかは疑問です。

僕としては将来、問題が深刻化しても「知らなかった」とは言わせないぞというふうに思っています。

というのも、こういう形ですでに、30年やってきているわけです。それで、いろいろな問題は起きてきたことは、政府の側は知っているわけじゃないですか。

それでもなお、こういうご都合主義的な政策をとり続けるということが、あまりにも人権軽視というか、外国人を軽視しているような気がします。

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最終更新:5/19(日) 9:25
BuzzFeed Japan

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