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炎上弁護士・唐澤貴洋の孤独論「コミュニケーションに依存するのは危険だ」

5/19(日) 7:35配信

DANRO

「炎上弁護士」の異名を持つ唐澤貴洋さん(41)。ネットで誹謗中傷を受けていた依頼人のために掲示板の書き込みの削除請求をしたことがきっかけで、激しい誹謗中傷にさらされる身となりました。それだけでなく、個人情報の流出や殺害予告、なりすましによる爆破予告といった攻撃を受け、命の危険まで感じるようになります。

【動画】炎上弁護士 唐澤貴洋 元加害者に会う(NHK番組予告編)

そんな唐澤さんは、ネット炎上を引き起こしている加害者は「孤独な人」だと指摘します。一方で「孤独と向き合うことは重要で、子どもにコミュニケーションの危険性を教えるべき」とも語ります。いったい、どういうことなのでしょうか。じっくり話を聞きました。(亀松太郎)

「友達ゼロ人」だった孤独な青春時代

――唐澤さんは私立の中高一貫校に進んだものの、「このままでいいのか?」と疑問を感じて、高校1年の秋に学校を中退したということですが、高校を辞めると友人が誰もいなくなったそうですね。

唐澤:友達ゼロ人です。そうなると、自分と向き合うしかありません。向き合うというか、大人になるにはどうしたらいいか、そんなことばかり考えていました。

――「早く大人になりたい」と考えていたんですか?

唐澤:自分の頭で考えて行動したいと思っていました。小学校は私立に入って、中高もエスカレーター式で大学まで行けるところに入った。でも、それは親が敷いてくれたレールで、自分で決めたわけでない。自分の考え方というのはあるのかと、本を読んだり、映画を見たりしながら考えていました。

――そのとき、こういう人になりたいというロールモデルはあったんでしょうか?

唐澤:ジャーナリストになってみたいと思っていました。自分でものを考えて、取材して発表するのは面白そうだな、と。

――学校に行っていないから人とのつながりはなかったと思いますが、本や映画を通じて、社会への窓は一応開かれていたということですかね。

唐澤:社会から離れているんだけど、社会に興味があるみたいな感じですね。話す相手が誰もいないときに、どうしたらいいんだろうと模索して、ちょっとずつ知識が入ってくる。孤独な時間をどう過ごすか、ということです。大人になると、日常に追われて自分と向き合う時間が減ってしまう。自分と向き合える時間がたっぷりあったのは財産だったなと思います。

――孤独な時間も意味があったといえるのは、どういう点でしょう?

唐澤:自分で何かを選択せざるを得ない、能動的な時間の使い方でしょうか。流されて生きないというか。私は弁護士になって半年で独立したんですけど、それほど苦ではなくて、淡々とできた。それは孤独だったときに、自分の価値基準の中で行動するということをしていたからかなと思います。

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最終更新:5/21(火) 18:27
DANRO

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