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産んでも産まなくても…25歳の私が社長を引き受ける前に徹夜で考えた仕事と出産、家族のかたち

5/19(日) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

20代後半というキャリアとライフの節目

GoodMorningについて一番考えてきたのは自分だという自負はあったが、起業家や経営者を目指してきたタイプでもない。そもそも子会社の社長がどういう仕事なのか分からない。

それでも、立ち上げから関わってきたGoodMorningが会社になって、どんなことができるかを考えるとワクワクした。

「社長になりたいわけではなかったが、GoodMorningが会社になるなら私が社長をやりたい」。

気持ちは動いていた。

ただその一方で、ある大きな不安がのしかかっていた。

「25歳になった時点で、もう20代後半の過ごし方を決めなくてはならないのか ―」。

20代後半はキャリアもライフイベントも大きな節目を迎えやすい時期だ。

社長を引き受ければ「子ども産めなくなるかも、と思いました。産みたいときに産むべきと、心から思う。でも今、仕事1年なんて休めないと思っている自分がいるのも事実」。

それで、冒頭の妊娠検査薬だ。ただ、頭の一方では「どうして今、こんなこと確認しなくちゃならないんだろう」。複雑な思いが渦巻いた。

どうしたいかは、性差ではなく個体差のはず

例えば、職場で子どもが生まれた男性に「これからますます仕事頑張らないとね」と、周囲が声をかけるのは珍しくない。ではそれが女性だったらどうだろう。「早く帰らなくてはね」に変わる。

酒向さんは思う。

「女性は子どもを産むと、仕事の優先度が下がると思われがち。本人が望んでいないのに降格させられることもある。でも、どうしたいかは性差ではなく個体差のはず」

男性でも、子どもが生まれたら仕事をセーブしたい人がいるはずだ。同様に女性でも、子どもが生まれたからといって、ポジションを変えられたり、仕事を減らされたりしたくない人もいる。

そう思いつつもやはり大きなチャンスを前に、「今、子どもは産めない」という思いと、でもそうすると「ずっと子どもを産めないかもという恐怖」に向き合うことになった。

「子育てするのは女性というバイアスが、自分にもあるんだなと自覚しました」

結局、家入さんから社長の打診があった日の夜は、一睡もできなかった。

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最終更新:5/19(日) 12:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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