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産んでも産まなくても…25歳の私が社長を引き受ける前に徹夜で考えた仕事と出産、家族のかたち

5/19(日) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

管理職女性の未婚率、男性の3~4倍

こうした葛藤は、多くの女性にとって他人事ではない。「高齢出産」とされる35歳前後が一つの節目として立ちはだかり、とくに20代、30代はキャリアや結婚、子どもをもつタイミングに揺れ動く。

労働政策研究・研修機構の調査(2014年)では、管理職の女性の未婚率が男性に比べて「非常に高い」ことが明らかだ。課長職で男性の未婚率は10%に対し、女性は35~44%(企業規模による開きあり)。

配偶者がいても子どものいない割合は課長職の男性で1割程度だが、女性では15~17%。少なくとも従来、女性はキャリアとライフプランの両立が困難になりやすいことが、浮き彫りになっている。

自分の望んでいることを分解して考えた

4月4日、キャンプファイヤーはGoodMorning事業の分社化と共に、酒向さんが社長に就任することを発表した。社長の打診を受けて、一睡もせずに考えた明くる日、酒向さんは家入さんに「やりたいです」と伝えている。

打診を受けた時に苛まれた不安と、どう折り合いをつけたのか。

「産むことにこだわると、時間の制限ができて『いついつまでに産まなくてはならない』に縛られる。仕事のこと、社長として経営のことを考える時に『何歳までに産むのか』から逆算して考えるのは圧迫だし、ストレス。逆算はしんどいな、と思いました」

そこで、自分の望んでいることを一度、分解して考えた。

「家族がほしい、子どもを育てたい。ではその子どもは、自分のお腹で育てて産んだ子どもでなければいけないのか。そう考えた時に、どちらでもいいかも、と思ったのです。だとすると、子どもを育てる方法は、いくらでもあるなと」

もともと、核家族で自分と自分のパートナーだけと子育てをする、というイメージは持っていなかった。

例えば複数家族で同じマンションやシェアハウスで暮らしたり、養子だったり里親だったり、友達の子どもを一緒に育てたり。

「そういう家族のかたちを作ってみたい。自分で産んでもいいし、産まなくてもいい。それなら、出産時期にこだわらなくてもいいかもしれない」

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最終更新:5/19(日) 12:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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