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【解説】接触事故件数が年間3桁の交差点 原因はいびつな形状…なぜ?

5/19(日) 9:30配信

KSB瀬戸内海放送

 香川県高松市に、年間の接触事故数が3桁を超える交差点があります。どうやら原因は、そのいびつな形状にあるようなんです。いったいどんな交差点なのか、そしてなぜそんな形なのか取材しました。

車線のはみだしが常態化

 高松市三条町の県道と市道が交わる交差点。車が走行する様子を見ていると、東に向かう直進車が車線をまたいで右折レーンに次々と進入していきます。逆に直進レーンにはみ出して右折する車も。

(田嶌万友香リポート)
「東向きには左折・直進、右折と車線が分かれています。ただ直進とはいってもこの先、緩やかなS字カーブとなっているため、右折レーンの車との接触事故が多くなっています」

 右折と直進のレーンの幅は、自転車帯に接触する部分で計ると右折が3メートル21センチ、直進が3メートル70センチと直進の方が広いことが分かりました。

 しかし、直進と言っても一旦右にハンドルを切り、今度は左に曲がるS字カーブになっているんです。

香川県警交通企画課は、物損事故の件数は年間で3桁に上るのではと話しています。また、人身事故も過去5年間で10件起きています。

(付近の住民はー)
「しょっちゅうサイレンとか、事故があるみたいで。夜ね、毎日のように何かサイレンが鳴りますね」
「通行量にしては(車線が)狭いんかなっていう時はあります」

交通事故鑑定人はこう見る

 香川県三豊市の交通事故鑑定人石川和夫さんは、この交差点で起きた右折車と直進車の接触事故で過失割合を争う民事裁判2件に携わっています。

(交通事故鑑定人/石川和夫さん)
「車の走行経路と車線の区分線が微妙にずれている。つまり、車線区分線で走る分には問題ないんだけど、どうしても直進車はショートカットしますので、車線区分線を無視して走ると」

都市計画道路工事の遅れが背景

 直角に交わる交差点ではないので右折車がいなければ右折レーンを通りながら直進する気持ちはわかりますが、なぜこんな形の交差点になってしまったのでしょうか。いびつな交差点の背景には都市計画道路の遅れがありました。

(田嶌万友香リポート)
「問題の交差点に東向きに直進します。車線の幅にゆとりがないので、とっても隣の車が近く感じますね。そして交差点を渡り終えると、いきなり対面通行になります」

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最終更新:5/19(日) 9:30
KSB瀬戸内海放送

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