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素晴らしい快挙 全経簿記上級に上尾高生が合格 日商簿記1級は4点足りず不合格、悔しさバネに難関を突破

5/19(日) 11:20配信

埼玉新聞

 税理士試験受験資格が得られる「全国経理教育協会簿記能力試験上級(全経簿記上級)に埼玉県立上尾高校商業科3年の吉田凛さん(17)が合格した。「日商簿記1級」と同等といわれる難関の突破に、林昭雄校長は「素晴らしい快挙。学校の誇り」と絶賛。吉田さんは「先生や家族、仲間たちが励ましてくれたおかげ。本当にうれしい」と謙虚に喜ぶ。

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 吉田さんが試験を受けたのは2年生当時の今年2月。高校2年での合格は極めて難しいという。同試験には全国で2171人が受験し、351人が合格した(合格率16%)。試験科目は商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4科目で、大学卒業程度の高度な知識の取得が必要だ。

 母親の勧めで「将来に役立つ商業科」を目指し、上尾高校へ。同高で簿記と出合い“開花”した。部活も簿記同好会。学校で2時間、自宅で1時間という独学で試験に臨んだ。

 「簿記は面白い。英語や国語は何のために勉強しているんだろうと自分では思ってしまうけれど、簿記は身近なところにあるから好き」と吉田さん。学校のパソコンに貼ってある「リース」のシールで買い取りの仕組みを考えたり、外国為替のニュースも簿記の考え方で面白くなるという。

 指導してきた商業科の友竹徳彦教諭は「2年生で簿記コンクールに優勝した時から、かなりの逸材と思ってきた」と話す。昨年11月に友竹教諭のすすめで日商簿記検定1級に挑戦したが、4点足りずに不合格。その悔しさがバネとなり今回につながった。

 「将来は公認会計士になりたい。企業の監査や株式の上場にも興味がある」と夢を抱く。息抜きは「犬や猫と遊んだり、たまに友達とマージャンをするのが楽しい」とはにかんだ笑顔を見せる。

 現在は、今年8月の税理士試験1科目合格を目指し「簿記論」を勉強中。吉田さんの挑戦は続く。

最終更新:5/19(日) 11:20
埼玉新聞

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