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「実家に帰省したくない!」地方出身の若者たちのリアル

5/19(日) 11:45配信

LIMO

帰りたくない人たち

一方で、大学や都会では、情報がたくさんあり、それゆえ選択肢が多くあります。先に挙げたような「古い」人は都会でも多く見られますが、そうではない人たちも多くいるため、自分のいる場所をある程度は選ぶことができます。その点でも、帰省を忌避する人たちは、「実家に帰っても『古い』人たちばかりで話が合わず、消耗するだけ」と考えるようです。

ネット上では、

「親との会話は語彙量知識量が違いすぎてキャッチボール形式にしようとするとマジで続かない。もうやだ自分の家に帰りたい」
「やだなぁ実家帰りたくないなぁ。うちの親はいつもわしの話を絶妙なタイミングで遮って攻撃に転じ大打撃を与えてくるまさに喋り場の悪夢」
「そもそも大学進学するときも、女子なんだからそんな勉強しなくていいよと親にも言われたなぁ…。帰省したときも、女性なんだから、と私にだけ家事のこと言われるといつもケンカになる」

と、帰省したときの愚痴をこぼす人が多く見受けられます。

学費や仕送りへの引け目で帰省しづらい人も

また、ちょっと意外に思う人も多いかもしれませんが、帰省をしたがらない大学生の中には、「親にお金を出してもらって進学していること」に引け目を感じている人も少なくありません。

そうした人からは、たとえば、次のような声が上がっています。

「この春休みは帰省しないと思う 親の金で大学に2年も通わせてもらって今も養ってもらっている状態で何一つ功績残せてない 両親に合わせる顔が無い」
「医学部いると忘れがちだけど地元では大学進学自体珍しくて、程度の差はあれ親のすねかじりを他学部に比べ2年も長く続けることに申し訳なさと恥ずかしさを感じるんですよね… 帰省の時はいつもこの感覚が蘇る」
「親の考えがむりで帰省したくないけど、大学のお金出してるんだから帰省しろって言われたら何もいえないんだよな」

このように、「すねをかじっている」という負い目で帰省できない人もいれば、先に触れたように「古い」親の扶養下であることに複雑な気持ちを抱いている人もいるようです。

どう折り合いをつけていくか

もちろん、こういった話は地方出身者だけに限ったことではありませんが、この「帰省したくない」が、地方と都市部のさまざまな「格差」を少なからず受けていることは否めません。

親子や生まれた場所という「自分では選べないが非常に強い関係」の中で、どう折り合いをつけていくか、という問題は、今後も家族のかたちが変化していく中で、大きな課題となっていくのではないでしょうか。

クロスメディア・パブリッシング

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最終更新:5/20(月) 10:15
LIMO

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