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【ネタバレ注意】アイアンマンとスパイダーマンが共に歩んだ9年間…師弟を超えた絆に注目!

5/19(日) 10:30配信

Movie Walker

※以下の記事は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の物語の核心に触れる内容を含みます。鑑賞前の方はご注意ください。

【写真を見る】驚愕!アイアンマンとスパイダーマンは『アイアンマン2』ですでに出会っていた…

公開からわずか11日間で全世界興収20億ドルを稼ぎ出し『タイタニック』(97)の記録をあっさりと更新。その後も勢いは止まる所を知らず、10年間にわたり全世界映画興収のトップに君臨し続けた『アバター』(09)をすでに射程圏内に収めるなど、世界規模の社会現象を巻き起こしている『アベンジャーズ/エンドゲーム』(公開中)。日本でも週末動員ランキングで初登場1位を獲得し、興行収入45億円を超える大ヒットを記録中だ。

すでに作品を鑑賞したファンからは、これまで11年間にわたって描きだされてきたアベンジャーズのヒーローたちへの労いの言葉とともに大絶賛のコメントが続出。そんななかで、最も多くのファンから感謝を寄せられているヒーローはアイアンマンで間違いないだろう。思い返してみれば、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の歴史は『アイアンマン』(08)から始まり、大金持ちで天才、自己中心的でありながらも努力家のトニー・スタークと共に歩んできたと言ってもいいくらいだ。

前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、惑星タイタンを舞台にサノスと死闘を繰り広げるも力及ばず、全世界の生命の半分が消滅。トニーは惑星タイタンに取り残されることとなった。そして本作で地球に帰還を果たすことができたトニーはヒーローから退き、最愛のパートナー、ペッパー・ポッツとの間に授かった娘と3人で穏やかな生活を送ることに。そんな彼の心に引っかかっていたのは、唯一師弟関係を築いてきたスパイダーマンことピーター・パーカーを失ったことだった。

2人の出会いは『アイアンマン2』(10)まで遡る。終盤に登場するアイアンマンのヘルメットをかぶった小さな少年、それが幼い頃のピーターだとスパイダーマン役のトム・ホランドが明かしている。その後『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)から同じ“ヒーロー”として関わりを持つことになり、『スパイダーマン:ホームカミング』(17)で自身の力を過信して躍起になるピーターをトニーが制するなど、2人の師弟関係は作品を重ねるごとにより強固なものになっていく。

次第にトニーは、自身とピーターとの関係に父ハワードと自分を重ね、師弟を超えた関係へと発展。本作で地球に帰還したトニーが、キャプテン・アメリカへの第一声でスパイダーマンを失ったと口にするところからも、トニーにとってピーターが息子同然の存在だったことがうかがい知れる。そしてトニーはピーターを取り戻すために再び立ち上がり、消滅した人々の復活を果たし、自らの命を削ってサノスを阻止する。

『エンドゲーム』のその後を描く『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の予告編が先日解禁されたが、そこでも冒頭からトニーを失った悲しみに打ちひしがれるピーターの姿が映しだされた。これまで何度も映画化されてきたスパイダーマンの物語にはいずれも、彼にヒーローとしての自覚を芽生えさせる最初の試練として、父親同然の叔父を亡くしてしまうという哀しい出来事が描かれていた。

しかしMCUのスパイダーマンでは、セリフのみでその設定が語られるに留まり、実際にその描写は登場していない。MCUでピーターが直面する初めての“死”は、アイアンマンことトニー・スタークの死。つまりそれは、過去の別シリーズのスパイダーマンが乗り越えてきた試練と同じような意味が込められているということだろう。アイアンマンから託された“鉄の遺志”を胸に、今後ピーターはどのように成長していくのか。

まだ観ていない人はもちろんのことすでに体験済みの人ももう一度、アイアンマンとスパイダーマンの絆に注目しながら『エンドゲーム』をより深く味わい、6月28日(金)から公開されるMCUフェイズ3の最終作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に備えてみてはいかがだろうか。(Movie Walker・文/久保田 和馬)

最終更新:5/19(日) 10:30
Movie Walker

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