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キングスを率いる佐々宜央『下克上戦記』vol.16~沖縄魂で戦い抜いた2シーズン目

5/20(月) 10:55配信

バスケット・カウント

「誤魔化しの効かない相手に、現実を突きつけられた」

佐々宜央にとって琉球ゴールデンキングスを率いる2年目のシーズンは、王者アルバルク東京相手にGAME3まで持ち込んだセミファイナルでの敗退で終わった。主力に故障者が相次ぐなど多くの浮き沈みを経験したシーズンを、セミファイナルGAME3を終えたばかりの佐々に振り返ってもらった。



──まずはA東京に敗れたセミファイナルを振り返っていただけますか。

こちらはシーズン中に選手が変わったこともあり、プレーの成熟度でA東京はより徹底ができていて、引き出しがあるチームでした。こちらは誤魔化しながら戦ってきたところがあります。それが誤魔化しの効かない指導者、選手たちを相手にしたことで、現実を突きつけられた。やっぱりまだまだ甘い部分もありました。それでも戦えたところはありましたけど、やっぱりチームの積み重ね、コーチの経験の差が出たと思います。

GAME3を終えて、ターンオーバーとイージーなシュートミスが結構多かったです。そこの精度が最終的な差となりました。こちらもGAME3で72失点に抑えていますけど、それでもレイアップなどゴール下でイージーシュートを決められている場面が多いです。そこの質の部分でまだ詰め切れていないところに自分の不甲斐なさがあります。今、後悔してもしょうがないと感じるところもありますが、1シーズンを通してそこまで質を上げられなかった部分の残念さはあります。

──昨シーズンと同じセミファイナル敗退に終わりましたが、どんな違いがありますか。

ホームとアウェーで戦うのでは全然違いますね。昨シーズンと同じセミファイナルで負けてしまって、僕自身あまり大きなことは言えないです。ただ、昨シーズンとは違うものは感じました。去年のセミファイナル(vs千葉ジェッツ)は、レギュラーシーズン終盤に船橋アリーナで連敗していて、勝てるイメージがちょっと沸かなかったです。2試合目はクロースゲームで負けましたが、まだ千葉は余力を残している。惜しいようで惜しくなかった試合でした。

それが、今年はA東京さんとホームで戦えたこともあり、1勝1敗でGAME3に持ち込むことができました。ただ、そこでA東京さんのエンジンの掛け方はもう一段階上がりました。そこに対して第1クォーターは戦えたけど、1試合を通してはできなかった。

ホームで惜しかったという結果とは全く思っていません。昨シーズンより進歩したかと言われると、こういうチームに本気を出させたぐらい。トップチームの本気に対してしっかり戦えるようになるにはまだまだ足りない。ただ、この経験でチームはステップアップできます。

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最終更新:5/20(月) 10:55
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