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キャッシュレス時代に立ちはだかる「精神的な壁」 みんなの不安はドコにあるのだろう

5/20(月) 7:00配信

J-CASTニュース

 キャッシュレス決済が普及するにつれて、財布を持たずにスマートフォンひとつで生活するスタイルも一般的になりつつある。

 J-CASTニュースでは2019年5月5日、「令和の日本からは『キャッシュカード』が消える? スマホが変える『現金引き出し』の光景」と題した記事を掲載した。キャッシュカードを使わず、スマホのみで銀行出金できるサービスを紹介して、読者から多くの反応をいただいたが、中でも目立ったのが「スマホに頼るのは心配」といった声だ。プラスチックカードへの安心感は、いまなお根強い。

■セキュリティーと「手間」を不安視

 まず多かったのが、「スマホ盗んで勝手に現金引き落としできるわけですね」といった、セキュリティー面での懸念だ。最近のスマホは、指紋や顔などの生体認証による画面ロックが一般的になっている。そのため、なりすましのリスクは以前より回避できるが、まだ100%安心とは言えない。紛失した場合に、どこでどう使われるか心配する人もいるだろう。

 常時ネット回線に接続されていると、ハッキングのリスクがあるのではとの声も。これについても、メーカー各社は日々技術を進歩させているが、ユーザーの信頼を得られるまでには至っていないようだ。同様に、サービス側での情報漏洩を気にする読者もいた。

 故障やバッテリー切れなどで、一定期間使えなくなる「不便さ」に対しても、まだ不安だという人は多い。いざという時に必要となる現金。いますぐ引き出したいのに、スマホが使えない......。そんなシーンを思い浮かべると、単機能なキャッシュカードを持ち歩いたほうがいい、と考えるのも理解できる。

「入力する項目が多すぎ」との声も

 不便さで言うと、「手順の多さ」への言及も一定数あった。使い勝手にも、まだまだ開発の余地はありそうだ。

  「入力する項目が多すぎ。普通にカード入れて暗証番号入れる方が早い」
  「あんな人混みの大変多い駅の券売機にスマホをかざして、現金をおろす気にはならない。スリや悪い人に見られてマークされたら、嫌な思いをするだけだ」

 この記事について、筆者が5月8日のラジオ番組「ONE MORNING」(TOKYO FM)で触れると、リスナーからも反応ツイートが。こちらも読者同様、セキュリティーへの不安などから、なんでもスマホに頼るのは心配との声が多数派だった。

 なお、「一元管理はリスクもあるけど、便利だよな」のように、デメリットを理解しながらも、それを上回るメリットを見出している人のツイートもあった。どちらが正解とは言えないが、スマホ頼みのキャッシュレス社会にアレルギーがある人は、まだまだ多いようだ。

(J-CASTニュース編集部 城戸譲)

最終更新:5/20(月) 7:00
J-CASTニュース

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