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元気の出る映画とシド・ミード展

5/20(月) 17:02配信

47NEWS

 

 この数カ月、訃報が相次いだ。

 落胆する間もなく、悲報は連鎖するのだろうか。

 

 5月早々、父が亡くなった。

 それも人生。これも人生。

 しかし、あれこれ重なると「こころ」が折れそうになる。

 鋼のこころ、ゴムまりのように弾むこころが欲しいと思ったり……。

 

 そんな時はアレにかぎる。 

 映画だ。

  

 丸の内TOEIで、噂の『多十郎殉愛記』(中島貞夫監督の新作)を鑑賞。

 以下、わたしの映画鑑賞メモ(抜粋)

 

 「冒頭のクレジット〝伊藤大輔監督の霊に捧ぐ〟から前のめり。夜の闇に光る刀剣。長屋路地の光と陰。竹林のチャンバラ。高良健吾の足さばき、アップ。大人の女を魅せる多部未華子。彼女の演技は、高良健吾のオトコをアゲた。銀幕からほとばしる魅力。エンドロールの助監督に熊切和雄。大阪芸術大学の師弟関係。感じる中島貞夫からの継承」

 

 先月、とある場所で高良健吾を目撃した。

 「沖縄国際映画祭」控え室にいた時、突然、わたしの視線を釘付けにした男がいた。

 それが、高良健吾だった。

 

 彼とは『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(2010年・大森立嗣監督)で、ワンシーンだけ共演したことがある。

 松田翔太と並び、一瞬しかない若さが漲っていた。そして現在、まさに東映映画スターのオーラを放っていた高良健吾の佇まいに、遠くから見入ってしまったのだ。

 

 彼がここにいるということは、もしかして中島貞夫監督も近くにいらっしゃるのでは? 興奮気味にあたりを見渡すと、三つ隣のテーブルに監督がいらっしゃった。

 わたしの目線はカメラのように、高良健吾から素早くパンして、中島貞夫監督へとフォーカス。

 

 「美しすぎる、この距離感!」

 わたしはひとりで盛り上がっていた。こんな素晴らしいショットを見られるのも映画祭ならでは。

 しかも『沖縄やくざ戦争』の〝中島貞夫in沖縄〟という貴重なショット。

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最終更新:5/23(木) 11:54
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