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中部空港19年3月期、過去最高益18.3%増64億円 20年通期、LCCターミナル開業で増収減益へ

5/20(月) 15:17配信

Aviation Wire

 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社が発表した2019年3月期通期の連結決算は、純利益が前期(18年3月期)比18.3%増の64億4500万円だった。純利益と売上高が過去最高を記録し、9期連続で黒字を達成した。2020年3月期通期の見通しでは、LCCターミナル建設で先行費用が増加することから、純利益は2019年3月期比20.9%減の51億円を見込む。

◆19年3月期

 2019年3月期の売上高は9.0%増の642億9400万円、営業利益は11.1%増の99億200万円、経常利益は15.7%増の92億8200万円。増収増益となり、過去最高を記録した。

 売上高の内訳は、着陸料などの空港事業が5.3%増の290億円で、免税店など商業事業が13.0%増の325億7000万円、駐車場など交通アクセス施設事業が4.0%増の27億1000万円となった。

 空港事業は、国際線が前期比9億8000万円増、国内線が2000万円増、その他が4億5000万円増。国際線はアジア方面を中心に新規就航や増便、機材大型化が相次ぎ、国内線も堅調に推移した。

 商業事業は、免税店売上が25億8000万円増で過去最高を更新。2018年10月にオープンしたボーイング787型機を展示する複合商業施設「Flight of Dreams(フライト・オブ・ドリームス)」も増収に寄与し、3月末までに約80万人が来場した。交通アクセス施設事業は、駐車場売上が1億円増えた。

 営業費用は8.7%増の543億9000万円。仕入費用が23億3000万円、物件費や人件費などが12億3000万円、減価償却費が7億7000万円、それぞれ増加した。

 国際線と国内線を合わせた総旅客数は7.1%増の1235万人。内訳は国際線が609万人(9.6%増)、国内線は625万人(4.7%増)となった。総発着回数は10万3000回(2.3%増)で、国際線が4万回(2.6%減)、国内線は6万3000回(2.2%増)だった。

◆20年3月期通期予想

 2020年3月期通期の業績見通しは、売上高が2019年3月期比7.8%増の693億円、営業利益が19.2%減の80億円、経常利益が16.0%減の78億円、純利益が20.9%減の51億円と、増収減益を見込み、売上高は過去最高となる見通し。

 中部空港では現在、LCCターミナル「第2ターミナル(T2)」の建設が進んでいる。2020年3月期はT2への先行費用と、現在のターミナルの改修費用が増加することから、増収減益を見込んでいる。

Yusuke KOHASE

最終更新:5/20(月) 15:17
Aviation Wire

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