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地下アイドル、どれくらいの“地下”で活動しているのか? 階数ごとのランキングを発表

5/20(月) 16:00配信

エキサイトミュージック

「地下アイドル」という言葉がある。

テレビなどを中心に活動するアイドルに対して、比較的小規模なライブを中心に活動するアイドルを指し、最近はライブアイドル、インディーズアイドルと呼ばれることも多い。

元々ライブを行う場所に地下が多かったことから「地下アイドル」という名前がついた、という豆知識を聞いたことがある人は多いかと思うのだが、この言葉を聞くたびに私が常々疑問だったことがある。

そう、「本当にそんなに地下なのか?」という疑問である。

ちなみに、この場合の「地下」とは、知名度が低いとかメディア露出が少ないとか、そういう比喩的な意味ではなくて、単なる本当の「地下」である。つまり「地面の下」という意味で考えていただいてかまわない。

というわけで、音楽を数字で見ていく本連載、今回のテーマはずばり「地下アイドル、どれくらい地面の下で活動しているのか?」を調べてみたい。

どこで活動していることが多いのか?
まず地下と地上について調べる前に「そもそもアイドルはどこでライブをすることが多いのか?」を見ておこう。

ライブアイドルのイベント情報サイト「idol scheduler(アイドルスケジューラー)」によれば、地域別で見たときにライブ本数が多いのは以下のようになっている。

・東北:2.7%
・(東京を除く)関東:14.1
・東京:49.8%
・北陸/信越:3.0%
・東海:6.5%
・関西:9.7%
・九州/沖縄:7.3%

東京、圧倒的である。というか、渋谷が圧倒的である。さすが若者の街というべきか、日本で行われている主要な地下アイドルライブは、約20%が渋谷で行われている。

個人的には「秋葉原も多いのでは?」と思っていたが、ライブ会場の少なさもあってのことか、本数としてはそこまで多いものではなかった。長年「音楽の街」としての歴史を重ねてきた渋谷の底力が発揮された結果と言えよう。

ちなみに、アイドルごとに活動地域が微妙に異なっていたりするようで、秋葉原を中心に活動しているアイドルとしては、言わずと知れたAKB48や仮面女子などが該当する。

また、渋谷近辺をメインに活動しているアイドルとしては、PiiiiiiiNなどがあり、推しているアイドルによっても現場の場所はかなり違うと言えそうだ。

地下アイドル、どれくらい「地下」で活動しているのか?
では、いよいよ本題だ。今回は、最もアイドルライブが行われている街、渋谷で開催予定となっているアイドルライブ150本(※5月14日時点公開)の会場を「地面の下にあるか、地面の上にあるか」を基準に分けてみた。

地下:54.7%
地上:45.3%

結果は、過半数で「地下」が多い。正直、調査前は「地下アイドルって言いつつ、本当は地上でのライブも多いんでしょ?」などと疑っていたのだが、この結果を見て今は申し訳ないという気持ちでいっぱいだ。地下アイドル、本当に地下で活動している。

ちなみに、本当に地下でのライブが多かったアイドルとしては、ヤなことそっとミュート、絶対直球女子!プレイボールズなどが挙げられる。

そのほか、前述したPiiiiiiiNも定期公演を地下にあるライブハウスで行っているため、正真正銘(文字通りの意味での)地下アイドルと言えそうだ。

地下アイドル、平均的にみて“何階”でライブしているのか?
地下アイドルが、本当に地下でライブしていることはわかったが、併せて「平均で何階でライブしているのか?」も見ておこう。

地下2階:11本
地下1階:71本
1階:9本
2階:11本
3階:15本
4階:9本
5階:11本
6階:9本
7階:4本

平均:1.04階

結果を見ると、地下1階があまりに多い。「地下アイドル」と名付けられるのも納得がいくレベルの割合だ。

恐らく、音漏れなどの問題で、地下1階がライブスペースを作るのにちょうどいいものと思われるが、さすがに細かい建築上の理由まではわからないので、ここで踏み込んで考察するのは控えたい。私に断言できるのは、地下アイドルはより正確に言うのであれば「地下1階アイドル」になるということだけである。

ちなみに、特にアイドルライブの本数が多い渋谷のライブスペースをランキングにすると、以下のようになっていた。

「地下アイドルのライブを見てみたいけど、どこに行けばいいかわからない」という方の参考になれば幸いだ。

1 CreAto
2 TSUTAYA O-WEST
3 Shibuya RUIDO K2
4 渋谷Glad
5 CLUB QUATTRO

最後に付け加えておくと、5月17日はライブアイドルとして強い人気を誇る「ももいろクローバーZ」の結成日であった。活動初期からライブのクオリティを評価されてきた彼女たちだが、この記事がささやかな餞(はなむけ)になれば幸いである。

■まいしろ
社会の荒波から逃げ回ってる意識低めのエンタメ系マーケターです。音楽の分析記事・エンタメ業界のことをよく書きます。

maishilo

最終更新:5/21(火) 11:15
エキサイトミュージック

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