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有害な紫外線はブロックするが…日焼け止めは体に安全か

5/20(月) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

石原藤樹【医者も知らない医学の新常識】

 紫外線が強い季節がやってきました。ひと昔前までは日焼けは健康のシンボルで、小麦色の肌などともてはやされ、日焼けサロンでわざわざ日焼けする、というようなことまで行われていました。

 ところが最近になって、紫外線が肌の老化を進め、一部の皮膚がんの危険性を高めるという事実が、一般にも広く知られるようになると、白い肌の方が好まれるようになり、むしろいかにして日焼けを防ぐか、ということの方が重要視されるようになりました。常識は大きく変わったのです。今では紫外線を防ぐための日焼け止めが広く使用され、女性の化粧品にも含有されるようになりました。

 しかし、この日焼け止めは体に安全と言えるのでしょうか?

 日焼け止めの成分として最近広く使用されているのが、紫外線を吸収する性質のある化学物質で、紫外線吸収剤と総称されています。体に無害な化学物質はありませんから、アメリカの監督機関は、この日焼け止めの成分が体に吸収された場合の、安全な濃度を決めています。

 しかし、今年の米国医師会雑誌に載った研究によると、多くの日焼け止めを毎日使用することにより、血液中の化学物質の濃度は、安全とされる数値より、はるかに高くなっていました。その危険性がはっきり確認されたわけではありませんが、日焼け止めも必要最小限で使用することが、現時点では安全であるようです。

(石原藤樹/「北品川藤クリニック」院長)

最終更新:5/20(月) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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