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青息吐息ケプカ“貯金”に救われ…ウッズ以来の全米プロ連覇

5/20(月) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【全米プロゴルフ選手権】

「モンスターコース」に強風が吹いたことで劇的な最終日となった。

 首位発進は通算12アンダーのB・ケプカ(29)。世界ランク3位、メジャー3勝の実力者が大会史上最多となる2位と7打差でスタートすれば勝者は決まったも同然、と誰もが思ったはずだ。

 ところが、この日は3日目までとは逆の強い南風が選手たちのボールコントロールと距離感を狂わす。そんな中でも2位スタートのD・ジョンソン(34)は前半3バーディー、ノーボギー。一方のケプカは前半イーブンで折り返し、10番のバーディーで13アンダーと伸ばすも、直後にまさかの悪夢が待っていた。

 11番から第1打が左右に曲がり、14番(パー3)はグリーンオーバーで4連続ボギー。ジョンソンが15番で3メートルのバーディーパットを決めて1打差まで迫られ、ケプカの表情がみるみる変わる。大逆転のチャンスが訪れたジョンソンは16番の第2打でグリーンオーバー、17番も第1打をグリーン右奥のラフに外し連続ボギー。勢いがピタリと止まった。

 ここで「勝負あり」かと思われたが、ケプカは17番でパーパットがしっかりヒットできずに3パットボギー。最終18番も第1打を左の深いラフに入れてピンチを迎えるも、第3打を1・5メートルに寄せてパーセーブ。この日74と崩れながら、2位ジョンソンに2打差の通算8アンダーで逃げ切れたのは、2日目までに貯めた「貯金」のおかげだった。

「非常にタフな一日だった。10番まではよかったが、11番からの連続ボギーでがっくりきたが、15番のパーで再び集中することができた。ジョンソンが追ってきたので重圧になった。彼のスコアは見ていた。正直、ジョンソンのミスに救われた面はある」

 ケプカはかつて短気でプレー中にイライラしたり、怒りをあらわにすることもあった。

 喜怒哀楽を表に出さないジョンソンを真似ることでセルフコントロールが上達。目の前のことに集中でき、成績が向上したという。

 2006・07年のT・ウッズ以来となる大会連覇を果たしたケプカはメジャー4勝目。20代では史上11人目(マキロイ4勝、ウッズ10勝)。30歳までにメジャーはあと3大会ある。1つや2つの上積みはありそうだ。

最終更新:5/20(月) 12:00
日刊ゲンダイDIGITAL

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