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【巨人】投打であと一歩 原監督「野球っていうのは紙一重なもの」2位・広島とゲーム差なし

5/20(月) 6:04配信

スポーツ報知

◆中日5―4巨人(19日・ナゴヤドーム)

 巨人は中日との接戦を落とし、7連勝した2位・広島とのゲーム差が0になった。初回に坂本勇、亀井の適時打で2点を先取したが、先発の山口が踏ん張れず、5回に逆転を許した。6回途中10安打4失点でマウンドを降り、2敗目を喫した。2点を追う9回に代打・大城が右翼へ今季1号ソロを放つなど追い上げを見せたが、あと1点が届かなかった。

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 左翼席のG党から上がった歓声は、すぐにため息へと変わった。岡本の痛烈なゴロは、二塁手の正面を突いた。9回。代打・大城の1号ソロで1点差とし、さらに1死一、三塁と追い詰めたが、最後は主砲が二ゴロ併殺に倒れた。打球の強さが災いしての幕切れに、原監督も「野球っていうのは紙一重なものだからね」。

 打があと一歩なら投もあと一歩だった。先発・山口は初回に1点を失ったが、2回1死満塁では清水を三ゴロ併殺打に仕留め、4回無死一、三塁は3者連続三振に切り抜ける。指揮官に「奇跡的に、というところもあった」と言わしめる粘りを発揮したが、5回に捕まった。2安打と死球で1死満塁とされ、ビシエドに2点適時打で逆転を許す。6回にも追加点を許したところで、マウンドを降り「粘りきれなかった。流れが来そうなところで失点してしまった」。

 4月に4勝を挙げ、月間MVPに輝いた右腕だが、4月23日のヤクルト戦(神宮)以来4試合、白星から遠ざかっている。3回3失点で降板した前回登板のヤクルト戦(東京D)後、ブルペンでは体が早く開く点を徹底的に修正。宮本投手総合コーチが「少しずつ修正できている。いい方向に向かっている」と復調気配を感じ取り、この日の登板後も、女房役の小林と修正点をあぶり出した。

 試合前まで16試合で防御率0・82と安定していた戸根も痛い失点を喫した。8回に登板。2死から溝脇への四球をきっかけに重い1点を与えた。「防げた失点だと思います。1点差で踏ん張っていたら試合も分からなかった」と左腕は猛省したように、この1点が勝負を分けた…とするのは簡単だ。だが、原監督は「そういうこと考え始めると(キリがない)ね。結果的に1点を取ることができなかったということ」と個人を責めず、チーム全体での敗戦と受け止めた。

 今季4度目の3連勝を逃し、貯金は6に。勝率で4厘上回っているが、2位・広島とのゲーム差はなくなった。指揮官は常に「勝負所は8、9月」と夏場を見据え、今はまだ戦いながらチームを整備している段階。この日のように、個人の責任を指摘しないのも、そのためだ。打線や救援陣に多く抜てきしている若い力が必ず、大きな実を結ぶ。そう信じて一歩一歩、前へ進む。(西村 茂展)

最終更新:5/20(月) 6:42
スポーツ報知

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