ここから本文です

日本一ソフトウェア株価が-17%の急落 「MSワラント」による資金調達発表で売られる

5/20(月) 17:35配信

ねとらぼ

 2019年5月20日の株式市場で、ゲーム開発の日本一ソフトウェア(東証JASDAQ)が急落。前営業日比で269円安(-17.05%)の1309円で取引を終えました。前営業日に、「MSワラント」の発行という手法で資金調達を発表したのが要因です。

【日本一ソフトの株価推移】

 午前の取引開始から売り気配でスタートし、取引終了間際には下げ幅が拡大しました。MSワラントの発行による株式の希薄化などが嫌気されたためです。終値ベースの株式時価総額は約67億円に落ち込んでいます。

 前週末(17日)の発表では、同社は6月3日を割当日として、37万5000株の行使価額修正条項付新株予約権(MSワラント)を発行し、約5億7364万円を調達。希薄化率は発行済み株式数に対し7.34%になります。割当先は大和証券。

 資金調達の理由として、同社は「新規IP(知的財産)創出のための開発資金、既存IP活用のための開発資金として、開発を行うスタッフの人件費、開発の一部を外注することで生じる外注費、ソフトウェアなどのシステム開発を含む設備投資などに充てる」と説明しています。

 同社は今後、新規タイトルの複数機種同時発売(家庭用ゲーム機、PC、スマートフォン)と多言語同時発売を掲げるほか、3D表現やオンライン技術の研究開発を進める考えで、調達資金はこうした計画に活用するという説明です。

 ただ、希望する規模での資金調達ができなかった場合、開発スタッフの人件費への充当を優先し、不足分は借り入れで充てるとしています。

 日本一ソフトウェアが発表した2019年3月期の連結決算は、売上高が前期比4.5%減の45億2300万円、本業のもうけを示す営業利益は35.2%減の4億2600万円、純利益は42.3%減の2億9300万円と、大幅な減益。3月19日に配信スタートした、人気シリーズのスマホアプリ版「魔界戦記ディスガイア RPG」は、リリース直後に不具合などから長期メンテナンスに入ったままになっており、この期の収益貢献はほとんどなかったと考えられます。

 3月末の現金及び現金同等物の残高は20億4600万円(前年同期比4億5000万円増)でした。

1/2ページ

最終更新:5/20(月) 17:35
ねとらぼ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事