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オール阪神・巨人、紫綬褒章を受章「神様が『まだやめんなよ』と…」 3月に阪神が脳梗塞で入院

5/20(月) 5:00配信

オリコン

 1975年にコンビを組み、来年で結成45周年を迎える漫才コンビのオール阪神・巨人が紫綬褒章を受章することとなり、このほど会見を開催。受章の喜びを語った。

【写真】金髪姿も似合ってる! 会見で笑顔のオール阪神・巨人

 関西お笑い界のトップを走り続ける2人は、グレーのスーツに身を包んで会見場に現れた。まずオール巨人(67)が「身に余る光栄、自分自身誇りに思っている」と笑顔で喜んだ。数日前に報告され、半信半疑だったという。そして「国家を上げての功績ということで本当にありがたいものをいただいた。これからも頑張らないといけない」と語った。

 一方のオール阪神(62)は初期の脳梗塞と診断され3月末から入院し、カテーテルによる治療を受けていた。「このまま漫才できないのかと思っていたら幸い復帰できて、すぐに賞をいただいた。神様が『まだやめんなよ』と言うてくれたんかな」と感慨深げ。その後、家族が初めて「おお!」というリアクションをしたと明かすが、数え切れないほどの受賞歴を持つだけに巨人から「そんなん言うたらアカン!」とツッコまれ、会場を笑わせた。続けて阪神は「これに恥ないよう、できる限り漫才で走り続けていきたい」と決意を新たにした。

 質疑応答では、どこが評価されたと思うかという質問が。巨人は「まじめ、まっすぐ、間違いを起こさずに、ルール、法律、マナーを守ってやってきたのがよかったと思う」と即答。そして「老若男女に笑っていただけるようなネタを作ってきたことが評価されたのかな、それを見ていただいていて本当にありがたいと思っています」と実感を口にした。「僕も同じ意見」とする阪神は「みなさんに笑いを届けてまじめに一生懸命やってきた」と同調。そして「以前、相方が『漫才は適齢期があるから、もっと若いうちに漫才をやめよ』という話もあったんですが、僕が『もっとやってよ』と」と明かすと、巨人は「45歳が適齢期やと思ってた」と振り返っていた。

 巨人は改めて「一生懸命みなさんに笑ってもらおうと頑張ったことが評価された」と自己分析しつつ「何をするにも後輩のために頑張るというところがある」と告白。ドラマなども“漫才師の先輩”としての心構えで演技したそうで「(受章は)後輩にええとこ見せられてうれしい、長年やってたらこういうことがあるというのを示せてよかった」と柔和な笑顔を見せた。

 阪神との関係について巨人は妻や兄弟以上にいる時間が長いとし、先日の阪神の入院時も病院では家族同様の扱いだったという。巨人は「家族以上に思っています」と包み隠さず話し、阪神も「私生活では1回離婚、でもコンビではしてません」と胸を張った。自身にも、他人にも厳しい人として知られる巨人とあって、周囲からは「きついやろ」と言われることも多いそう。「ケンカももちろんある」と話すが、「今はお互いの体のいたわりあいができるようになった」と、こちらも頬を緩ませた。

 さらに阪神は「コンビ組んだころは年が5つ離れてたんかな」と話すと、巨人がすかさず「今でもそやで!」とツッコミ。改めて阪神は「今の年齢の5歳と若い頃の5歳は全然違う。お兄ちゃん的な存在であんちゃんと呼んでいた」と振り返った。巨人も「兄弟みたいなもん」と言いつつ、「年の差があったので教育せなあかんと思ってた」と懐かしむ。そして道を外すようなことはさせたくないという思いから「ボロカス言ったこともある」と告白。それが変わっていったのは結婚して家族ができたあたりからだそうで「阪神さんが普通の人間に変わっていった」と笑わせた。

 今後については、巨人が「とにかく健康でいてほしい」とリクエスト。阪神は以前に巨人が病気になった際、ツッコんだときの腕が細くなっていることに気がついたが、言えば気にすると思い、黙っていたことを明かす。そして、「そういうのを気にするからネタをちょこちょこ忘れる」と自己弁護。その姿に巨人は苦笑いするばかりだった。そして、50周年については「45周年を間近に控えて、50年もやらなあかんのかなぁ」と巨人は少し弱音を吐きつつも、名誉ある受章したことで「もうちょっと後輩のためにも頑張りたい」と気合を入れ直した。阪神はタバコをやめたことで、1回の呼吸で言えるせりふの量が増えたそうで「ポンコツを自分で治してる」と自画自賛。そして「5年後、行けんのかなと思ってる」と宣言した後に「漫才とはこんなにいい仕事、こんなに評価してくれるんだと後輩に見てもらいたい」と期待を込めた。

 受章に際し、阪神は情報の解禁まで誰にも言えないことがつらかったという。巨人も“言うとかなアカン人”に電話して「内緒でお願いします」と伝えたものの、電話の向こうで「もらったって!」と騒ぎになったというエピソードを披露。そして巨人は「息子が特別喜んでる」と話したあと、受章のために東京へ行く際の髪の毛の色を報道陣に逆質問。現在はテレビ番組の企画で金髪の状態で、報道陣が「そのままで」と答えると「このまま行ってもいいんですか?」と不安げな表情をチラリ。「息子は絶対黒で行かなアカンって」と悩んでいた。

 最後に今後の夢や目標についての質問は。巨人は「後輩にうまいな、おもしろいな、と思われたい」と貪欲さを見せ「これからパワーは落ちていくんでしょうけど、現状維持で頑張りたい」と気持ちを新たにした。阪神も改めてコンビで漫才は4~5年は大丈夫とし、テレビではなく劇場へのこだわりを語りつつ「今日1番、阪神巨人がおもしろかったと思ってもらえる漫才をまだまだしたい」と意欲十分。劇場用の1番ネタは「テレビではやらない、もしやるなら引退するとき」と話す。そして「1人ずつなら50%、でも2人なら200%、無限の力が出ます」とアピール。受章後のさらなる活躍を誓っていた。

最終更新:5/21(火) 15:25
オリコン

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