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無印がいま冷凍食品に力を入れる理由。「売上の3割を食品にシフト」の成長戦略

5/20(月) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

有機栽培や減農薬の青果、店内で焼き上げたベーカリー、弁当・サラダ……。2018年4月にオープンした「無印良品銀座」の1階売り場は食品で埋め尽くされている。

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良品計画が昨年来強化しているのが食品である。2018年9月からは新しく冷凍食品も投入。無印といえば生活雑貨が主力なはずなのに、いまなぜ食品に力を入れるのか。冷凍食品投入の狙いは?

生活雑貨や衣服が中心だが……

無印良品は、もともと大手スーパー西友のPB(プライベートブランド)として1980年に誕生した。そんな成り立ちもあって、スタート時の全40品目の内訳は、トイレットペーパー、洗剤など生活雑貨が9品目に対して、缶詰、スパゲティなど食品が31品目と圧倒的に食品が多かった。

現在は、衣服・雑貨が約1700品目、生活雑貨が約5100品目、食品が約500品目と、生活雑貨が主力だ(2019年2月期)。

無印の食品というと、バウムクーヘン、レトルトカレー、インスタントスープなどの人気商品に見られるように、嗜好品もしくは嗜好品の要素が強い商品が中心である。幅広く商品を手掛けるのではなく、特定の商品にしぼって開発し、それを深堀りしてきた結果である。

例えば、レトルトカレーの人気商品「バターチキン」は2009年の発売から10年続く人気商品。定期的にインドに足を運びリサーチを重ね、商品を改良してきている。

日々の生活の基本となるような食品

冷凍食品を手掛けるようになったのは、「食品も嗜好品だけでなく、日々の生活の基本となるような商品に広げていこうと考えた」(嶋崎朝子・良品計画執行役員食品部長)からである。

生活の基本となる商品としてはすでに2018年、ダシ、醤油、塩などの調味料も投入しており、冷凍食品もその一環だ。

無印の冷凍食品は、商品展開にあたって5つのテーマを設定してしている。

1つ目は「素材を生かしたお惣菜」。文字どおり素材を生かした商品で、「ごぼうと九条ねぎのきんぴら」「小松菜と揚げのおひたし」「彩り野菜とひじきの煮物」など。

2つ目は「日本の飲茶」。「国産黒豚肉入り肉焼売」「国産野菜と生姜の棒餃子」のほか、「クリーム大福」「草だんご」などをそろえている。

3つ目の「世界のごはん」は、玄米や雑穀米を使った国産米おにぎりのほか、「キンパ(韓国風のりまき)」「ほうれん草とベーコンのトマトクリームリゾット」など国内外のごはんものを集めた。

4つ目の「世界の煮込み」には、「肉じゃが」「ビーフストロガノフ」「バクテー(マレーシア風豚肉の煮込み)」など。

5つ目の「焼きたての美味しさ」は、温めるだけで食べられる「ホットサンド ベーコン&チーズ」「厚切り食パンのフレンチトースト」「チキンとほうれん草のキッシュ」をそろえた。

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最終更新:5/20(月) 12:10
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