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子どもの救急時対応や発達障がい 川崎医科大学小児科学スタッフが講演

5/20(月) 11:23配信

山陽新聞デジタル

 川崎学園(岡山県倉敷市松島)と倉敷市が共催する市民公開講座の本年度第1回が4月13日、くらしき健康福祉プラザ(同市笹沖)で開かれた。「子どもと健康~子どもの健やかな成長を見守る」をテーマに、川崎医科大学小児科学のスタッフ4人が講演。救急時の初期対応や食物アレルギーなどを取り上げ、日常生活の中で知っておくべきポイントを話した。

これで安心! 自宅でできる子どもの救急初期対応
川崎医科大学小児科学准教授・川崎医科大学附属病院小児科副部長 大野直幹

 近年、病院を受診する前段階の家庭における救護力、いわゆる「家庭看護力」の向上に注目が集まっています。自宅や学校など子どもの養育現場で起こりやすい救急疾患には、けいれんやアナフィラキシー、頭部打撲、溺水、熱中症などが挙げられます。急変時の初期対応に共通していることですが、「いつもと違う」という「第一印象」が最も重要です。普段の子どもの状態をよく知り、不測の事態に備えることが大切です。

 けいれんは、意識がなく、拳を握ってえび反りになるような激しい筋肉の収縮を伴うことが多く、呼吸が止まって顔は真っ青、眼球は一点を見つめて動かない、という状態を言います。観察のポイントは、眼球が右や左、どちらを向いているのか、体の強直に左右差があるのかどうか―などです。5分以上発作が続いたら救急車を呼んでください。それ以外は自家用車で病院を受診しましょう。

 アナフィラキシーで圧倒的に多いのは食物アレルギーです。じんましんが出るとは限りません。全身が赤くなったり、嘔吐(おうと)や頻脈、呼吸困難が現れたりします。症状が出たらすぐに救急車を呼んでください。エピペンを処方されていればためらわずに打ちましょう。

 頭部打撲で、受傷後すぐに泣いたり機嫌が良ければまず大丈夫ですから傷をしっかり冷やし、受傷後48時間は経過観察をしましょう。意識がなかったり反応が鈍い、出血が止まらなかったり嘔吐を繰り返す、けいれんを起こした場合は救急車を呼んでください。

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最終更新:5/20(月) 11:23
山陽新聞デジタル

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