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実は大快挙!予想を裏切った1600メートルリレーは、東京で奇跡を起こせるのか

5/20(月) 17:01配信

VICTORY

陸上の世界リレー大会が5月11、12日、横浜国際総合競技場で開催された。金メダルの期待を背負った男子400メートルリレー日本代表は予選で3走・小池祐貴(住友電工)とアンカー・桐生祥秀(日本生命)とのバトンミスにより失格になった。放送するTBSの関係者も青ざめたことだろう。しかし、悪いニュースばかりではなかった。

男子1600メートルリレーが3分3秒24で4位に入る大健闘で、今年の秋にドーハで開催される世界陸上の出場権を獲得したのだ。前評判では予選敗退とみられていた。上位10位以内に与えられる世界陸上の切符は厳しいと思われていたから、いい意味で予想を裏切った格好だ。

これは、とてつもない躍進である。男子400メートルリレーは無駄を排除した「アンダーハンドパス」と呼ばれるバトンパスで、劣る個々の走力を補って強くなった。しかし、男子1600メートルリレーは、言うまでもなく1人が400メートルを走るのだから、みな力を出し尽くした状態でバトンを渡す。細かなバトンの技術で、タイムを稼ぐことは不可能だ。バトンパスが勝負に与える影響は少なく、つまり個人の走力がものをいうのだ。

では、その走力はどうか。日本は過去のオリンピックと世界陸上の男子400メートルでは高野進氏の1人しか決勝に進んでいない。(91年世界陸上東京大会7位、92年バルセロナ五輪8位)。走力では世界と渡り合えないと歴史が物語っている。もちろん今回の世界リレー大会では各国の”1軍”が勢ぞろいをしていたわけではない。とはいえ、大会史上初の決勝進出を果たし、4位にまで入った。快挙と言っていいだろう。

予選は1走を走ったウォルシュ・ジュリアン(富士通)が好位置で、2走の井本佳伸(東海大)にバトンを渡した。その井本は前半から飛ばし、トップに躍り出た。3走・佐藤拳太郎(富士通)、アンカー若林康太(駿河台大)が首位を守りきった。決勝はウォルシュが流れを作り、2走・佐藤が4番手でバトンを3走・北谷直輝(東海大)へバトン。北谷はハイペースの流れに乗る粘りの走りを見せ、順位をキープした。アンカー若林は最後の直線でベルギーに抜かれるも5番手でゴールした。その後、アメリカがセパレートレーン時にライン内側に入ったという反則で失格となり、順位は4位に繰り上がった。

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最終更新:5/20(月) 17:01
VICTORY

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