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「彼は私をどう思ってるんだろう?」そう考えるだけで幸せ…アラフィフ女性の「ゆっくりな恋」

5/20(月) 16:23配信

DANRO

密かに思いを寄せている相手からメールが届いただけで嬉しい。まるで中学生や高校生の恋バナのようだが、人はいくつになっても恋をする。今年50歳を迎えた森上早苗さん(仮名)もその一人だ。(永谷正樹)

【画像】早苗さんの右手には銀色の指輪がはめられていた

目の前に座ったショーケン似の60歳に一目惚れ

「街でカップルを見かけると、これまでは悔しい気分になっていたけど、今は違う。私だって恋をしてるんだからって、心に余裕ができたの」。早苗さんは目を輝かせながら語る。

東海地方でリラクゼーションサロンを経営する早苗さん。30歳のときに結婚して、2人の子供を授かったが、5年で離婚。その後、39歳で再婚するも、わずか1年で破綻した。

2人目の夫は、まったく仕事をしないダメな男だったが、早苗さんは大好きだった。別れた後も1年くらいは何かと理由をつけて会っていた。しかし、このままでは前へ進めないと、思いを断ち切った。以来、恋愛には臆病になっていた。

今年1月、ある整体師のグループが主催する勉強会に参加した。終了後の懇親会でたまたま目の前に座っていた男性に恋をした。まさに一目惚れだった。

「芸能人に例えるなら……。真面目なショーケン(俳優の萩原健一さん)みたいな。若い頃は一目惚れが多かったんだけど、久しぶりにそんな感覚を味わったわ。懇親会には少し遅れて参加したんだけど、彼の前の席しか空いてなかったのよ。しかも、お酒を飲むのは彼と私しかいなかったの」

グラスを傾けながら話をする中で、彼の年齢が60歳であることや東京で整体治療院を開業していることがわかった。患者に経済的な負担をさせないということを治療のポリシーにしているそうで、その姿勢にも惹かれた。

近いうちに治療してもらうということを口実に携帯のメアドを交換して、その日は別れた。

大勢いるファンの一人にはなりたくない

3月になり、早苗さんは彼の治療院に予約を入れて訪ねた。もちろん、会いたいという気持ちもあったが、少し体調を崩していたこともあり、彼がどのような施術をするのか興味もあった。

治療院で働いている女性に「先生、カッコイイですよね」と話を振ると、彼女はとても嬉しそうな表情を浮かべて、彼がここを訪れる患者たちからいかにモテているかを話し出した。彼女もまた、ファンの一人だという。

施術中はまさに夢見心地だった。ヘンな気分にはならなかったが、体を触られることでますます好きになった。その日の夜、彼は食事に連れて行ってくれた。勉強会のときよりもざっくばらんに話すことができた。

そのとき、彼には奥さんがいるということを知った。

「素敵な人だから、奥さんがいるとは思っていたけどね。だから、自分から本気で彼に迫るのはいけないと思った。とはいえ、彼を追いかけているファンの一人にはなりたくないっていう気持ちもあるわよね。同じファンでも、出待ちのときにいちばん大きな花束を持っているのが私。『あっ、あの子また来てる』って、私という存在を認めてほしい」

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最終更新:5/20(月) 16:23
DANRO

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