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ユニプレス、ホットスタンプさらに拡大。真岡、中国・鄭州でも生産

5/20(月) 6:03配信

鉄鋼新聞

 日本製鉄の持分法適用会社で、大手自動車部品メーカーのユニプレス(本社・横浜市)はホットスタンプの生産拠点をさらに拡大する。新たに栃木工場(栃木県真岡市)と中国のユニプレス鄭州でも導入を決め、2020年度中にホットプレスは世界8カ所、10ラインへ増加する。主要顧客である日産自動車のグローバル車種でホットスタンプ材が採用されていることから、積極投資で対応を加速し拡販につなげる考え。
 現在、ユニプレスのホットプレス拠点は小山工場(栃木県)の2ラインとユニプレスイギリスの1ライン。今年度にはユニプレス九州とユニプレスメキシコ、東風ユニプレス(広州)で計3ラインが立ち上がる。九州では5月にも試作車用の部品製造を始める予定だ。
 さらに20年度には昨年決めた米国・ユニプレスアラバマでのライン新設と英国での増設ライン、そして今回の真岡と鄭州の新ラインが加わる。吉澤正信社長は「まだ検討しなければならないアイテムや東風日産の武漢にどう対応するかテーマは残っているが、ホットプレスへの投資はある程度一巡した」と話す。
 ホットプレスへの投資拡大や新車対応の増加で、今年度の設備投資は過去最高だった昨年度の312億円を上回る320億円となる見通し。当面は減価償却負担が重くなるが、すでに拡販にもつながっており、ホットスタンプ材が多く採用されるメキシコ日産のヴァーサや、東風日産の売れ筋車種、シルフィー向けを新規受注した。
 ユニプレスのホットプレスは深絞り技術と伝導性の高い金型を使った高速冷却による高い生産性に強みがある。従来の冷間プレスに加え、海外で主流となっているホットプレスでも独自技術を武器に販売を増やしていく考えだ。

最終更新:5/20(月) 6:03
鉄鋼新聞

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