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飛んで曲がらず手がつけられない。ブルックス・ケプカのメジャーに滅法強いドライバースウィングをプロが解説!

5/20(月) 18:31配信

みんなのゴルフダイジェスト

2019年の「全米プロ」はキャリア6勝のうち4勝がメジャーという“メジャー男”ブルックス・ケプカの優勝で幕を閉じた。300ヤードを越える飛距離でフェアウェイをとらえ続けたスウィングを、プロゴルファー・中村修が解説。

全米プロ連覇! 飛んで曲がらないブルックス・ケプカのドライバー連続写真

フェアウェイキープ率がスコアに直結していた

今回も圧倒的な強さで全米プロ連覇の偉業を達成したブルックス・ケプカ。全米オープンも2度制しており、難しいセッティングに非常に強い選手です。

フェアウェイが狭くグリーンも小さい国内男子ツアーダンロップフェニックスでも連覇を達成していることからも、難易度はさらに高いもののべスページ・ブラックコースでの結果に驚きはありません。飛んで正確、ケプカの強さを一言でいえばそんなところでしょうか。

大会のスタッツを見てみると4日間を通したドライビングディスタンスは313ヤード(10位)、最終日は驚異の344.5ヤードを記録しています。ここで、ケプカの4日間の飛距離、フェアウェイキープ率、スコアを見てください。

初日 290.3ヤード/64.29%/63
2日目 311.4ヤード/71.43%/65
3日目 306.8ヤード/50%/70
最終日 344.5ヤード/42.86%/74

見ての通り、飛距離以上にフェアウェイキープ率とスコアの関係がよくわかります。7459ヤードパー70と長く、フェアウェイは狭く、ラフが深い今回のようなセッティングでは、ドライバーショットがフェアウェイをとらえることがとくに重要となります。

もちろん、フェアウェイをキープするだけでは戦えません。飛距離も当然のごとく求められる。結果的に、飛距離と正確性を兼ね備えた選手が勝つ確率が高くなる。飛んで正確なケプカのドライバーは、まさにメジャー王者にふさわしいものと言えるでしょう。

下半身の力で飛ばすから飛んで曲がらない

そんなケプカのスウィングを見てみましょう。

特徴的なのは左手の甲を手の平側に折りフェースをシャットに使う点です。トップでフェースは空を向き、この時点でボールをつかまえる形ができています。ダウンスウィングでクラブをスクェアに“戻す”動きが少なくなるため、より方向性が良くなります。

その一方、飛距離は犠牲になりますが、ケプカの場合恵まれた身体能力で、飛距離を十分以上に補っているのです。注目すべきは、飛ばしのエネルギーの源となる「横への移動」「回転」「縦の地面反力」のバランスです。

画像Aを見てください。ケプカの後ろにいる赤い服の人物に注目すると、トップでの左腰(写真左)が切り返し(写真右)ではターゲット方向に移動していることがわかります。この動きで、クラブを引き下ろしています。

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最終更新:5/20(月) 23:13
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