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ボーカル急逝から20年、フィッシュマンズの映画化を目指す女性プロデューサーの思い

5/20(月) 16:10配信

ハフポスト日本版

フロントマン・佐藤伸治さんが亡くなった今も、ファンを増やし続けている孤高のバンド「フィッシュマンズ」のドキュメンタリー映画が製作されている。きっかけは一人のフィッシュマンズファン、坂井利帆さんの強い思いだった。製作資金をクラウドファンディングで募ると、たちまち国内外から700名以上の出資者が集まり、5月末の期限を前に増え続けている。

今なお色褪せないフィッシュマンズの魅力とは何か。作品のプロデューサーである坂井さんと、彼女の熱意に応えたフィッシュマンズのリーダー・茂木欣一(もてぎ・きんいち)さんに映画化への思いを聞いた。

“男達の別れ”から20年、フィッシュマンズが動き出した

フィッシュマンズは1987年に結成されたバンドだ。1991年のデビュー以来10枚のオリジナルアルバムをリリースし、90年代の音楽シーンに独自の存在感を示した。

2019年2月、お台場にあるZepp Tokyoでフィッシュマンズ主催のライブ「闘魂」が開催されていた。90年代の伝説的イベントが20年ぶりに復活したことも話題を呼び、チケットは早々にソールドアウトとなった。

「フィッシュマンズの映画プロジェクトがはじまります!」

終演後、人でごった返す会場近くで声を張り上げながらフライヤーを配る女性がいた。フライヤーにはこのように書かれていた。「The Fishmans Movie Filming Starts February 2019(フィッシュマンズの映画、2019年2月、始動)」

彼女こそが、プロジェクトの発案者でプロデューサーの坂井利帆さんだ。

きっかけは断捨離。実家に眠っていた“宝物”

坂井さんは彼らがデビューした当時からの熱狂的な“フィッシュマンジャー(当時のファンの愛称)“だ。バイト代は全て音楽につぎ込み、都内近郊のライブハウスに足繁く通った。30年近く経ってもその愛は変わらない。

現在は外資系CS放送局などに番組を提供する映像制作プロデューサーとして働いている。職業から想像してしまうのは、映画の企画を長らく温めていた坂井さんの姿だ。だが、実際は違う。思いがけない実家での「断捨離」からプロジェクトは動き出す。

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最終更新:5/20(月) 16:10
ハフポスト日本版

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