ここから本文です

FC東京はなぜ札幌にリベンジを果たせたのか?最後方の競争がもたらす昨季との違い

5/20(月) 15:04配信

GOAL

明治安田生命J1リーグ第12節を終えて、首位・FC東京は9勝3分け無敗。第12節では、昨季手痛い逆転敗北を喫した北海道コンサドーレ札幌に、2-0の完封勝利を収めた。その好調ぶりが表すとおり、個の力とコンビネーションを兼ね備える前線だけではなく、守備面でも確かなアップデートを見せている。

【動画】4月度月間MVP、J1はFC東京のD・オリヴェイラが受賞!選出委員も「これ以上なにを望む?」と絶賛

米本の移籍で得たさらなるバランス感覚

 18日、第11節終了時点で17得点と好調な攻撃陣を擁する札幌を本拠地・味の素スタジアムに迎えたFC東京は、サイドチェンジを繰り返して揺さぶりをかけてきた相手にもコンパクトな陣形を保ち、完全にシャットアウト。そして、59分にはDF小川諒也、69分にはMF久保建英が2戦連発となる得点を奪取し、見事に勝ち切った。

 また、試合終盤には久保に代えて守備のユーティリティープレーヤーであるDF岡崎慎をボランチに投入。MF高萩洋次郎を[4-2-3-1]のトップ下に配して前線への脅威を残しつつも、しっかりと試合を締めた。

 札幌戦といえば、思い出されるのはアウェイで戦った昨季の第23節だ。FC東京は前半中にFWディエゴ・オリヴェイラとDFチャン・ヒョンスが得点を奪い、2-0のリードを得ていたが、後半に息を吹き返した札幌に一挙3得点を返され、2-3の逆転敗北を喫した。

 その試合では、MF橋本拳人が欠場しており、MF米本拓司(現名古屋グランパス)が先発。しかし、試合を締める役割を担っていた米本がベンチに控えていない以上、長谷川健太監督は同様のタスクをこなせるカードを有しておらず、選手たちが疲労をのぞかせようとも手を打つことができなかった。
 
 事実、その問題は米本が名古屋に移籍した今季も同様であり、長谷川監督も今季第2節・浦和レッズ戦で試合終了間際に失点して1-1で終えた後、「クローザー的な選手がまだ見つけられていない。去年は米本(拓司)がいた」とこぼしていた。

 しかし、首位を独走する現在はもう違う。MFナ・サンホを投入して久保をトップ下に配し、バランスを整えつつ攻撃性能を存分に引き出す形は定番となりつつあり、リベンジを果たした札幌戦で見せた岡崎をボランチに据える形も可能性を感じさせた。いずれも“中央”の固さを増しつつも、決して攻撃力が鳴りを潜めるわけではないから相手はたまらない。

1/2ページ

最終更新:5/20(月) 15:04
GOAL

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事