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日米で対戦した岩村明憲氏が語る上原浩治の凄さ 「初球からフォークボール5球」

5/20(月) 21:07配信

Full-Count

現役引退を発表した巨人上原を振り返る岩村明憲氏

 元ヤクルト、楽天、メジャーでも活躍し現在はBCリーグ福島レッドホープスで監督を務める岩村明憲氏が20日、現役引退を発表した巨人の上原浩治投手に惜別のメッセージを送った。

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 NPB、MLBでも対戦しWBCではチームメートととして世界一を目指し戦った“戦友”の引退に岩村氏も感慨深いものがあったようだ。

「44歳。今年は背番号も19番に戻してね、どういうピッチングができるのかなって楽しみにしていたんですけどね。残念ですね。でも、自分が決めることですし、ここまで来て、誰かがどうこうできることじゃない。真っ直ぐが通用するかどうかってことより、自分の球に対して『これで大丈夫かな?』って思い始めた部分もあるんじゃないかと思います。でも、ここまで日本の球界で、もちろんメジャーでもクローザーとして十分活躍なさっていたので、本当にお疲れ様でしたという言葉だけですね」

 日米を通じ何度も上原と対戦してきた岩村氏の目には「投手・上原」はどう映っていたのか?

「小気味いいテンポも含めて、テイクバックが小さい。ボールの初速と終速の差がない。コントロールがいい。それでフォークが落ちる。厄介なピッチャーでしたよね。初球からフォークボール5球来た時もありましたから(笑)。20勝を挙げた時(1999年)とか勢いあったから、バッターからしたら、あの勢いは面倒臭いなって思いましたよ。ホントにテンポがいいよね。上原さんと石井一(久)さんとか投げ合ったら、だいたい8時過ぎには試合が終わってましたから。2時間15分くらいで。あれが上原さんの特長。切り替えも早いでしょ。WBCで一緒にやって、そういうのはいいなって思いましたね」

 レッドソックス時代にはクローザーとして世界一を成し遂げた。球速以上に速く、キレのあるボールにメジャーリーガーたちも手を焼いていたが?

「感じますよ。球威を感じます。同じタイプで言うと、杉内とかね。138キロでもみんな打球が詰まるっていう、そういうタイプですよね。それよりもコントロールがすごかった。インズバ(インサイドにズバリ)、外ズバ(外角にズバリ)って決めてきたから」

 シーズン中に現役引退を発表し次世代を担う若手投手にその道を託した上原。日本を代表する名投手がまた一人、ユニホームを脱ぐことになった。

佐藤直子 / Naoko Sato

最終更新:5/20(月) 22:00
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