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第1回熱海国際映画祭損失は1465万円 斉藤市長らが会見

5/21(火) 13:06配信

伊豆新聞

 ■GP賞金未払い認める 決算後の債務「不正ない」 「計算書には費用計上」

 熱海市で昨年6~7月に開かれた第1回熱海国際映画祭の債務を巡る問題で同祭実行委員会は20日、市役所で会見を開き、昨年9月に61万円と公表した損失額が実際には1465万円だったと発表した。決算後に認識・確定した債務であるとして「決算に不正はない」と強調。グランプリ受賞者への賞金100万円の未払いについては事実と認めつつ「他の支払いに追われて後回しにしてしまった」などと釈明した。

 斉藤栄市長、映画祭の企画・運営会社「フォーカス」(東京)の社長で実行委の業務執行責任者である髪林孝司氏が会見した。実行委によると、昨年の決算時に公表した資料は収支決算概要で、未公表だったキャッシュフロー計算書には未払い費用627万円を計上していたと報告。その後、スカパー・ブロードキャスティングの1千万円を含む1418万円の債務が新たに生じて負債が拡大。すでに返済した1149万円を差し引いた986万円が現在も未払いになっていると説明した。支払いは書面で誓約したフォーカスが実行委に資金提供して処理し、市の負担はないとしている。

 グランプリ賞金の未払いに関して髪林氏は「最優先すべきものだった。深く反省している。6月中には支払うことで了承を得た」と謝罪。収支決算書に記載した賞金の支出は「費用」の誤りで「キャッシュフロー(計算書)には費用計上してある」と弁明した。

 髪林氏は多額の赤字が生じた原因についてレッドカーペットの生中継、韓流スターのトークショーなど、スカパー社が行ったイベントなどを例に挙げて「古くからの業界の悪しき習慣で契約書面を交わさずに受発注を行った。債権者との交渉に難航し、債権債務の確定が遅れた」と述べた。

 斉藤市長は「会計処理に問題はなかったと考えているが、監査が甘く、管理・監督が不十分だった」と反省の言葉を述べた。6月28日~7月1日の第2回映画祭については予定通り行う方針を示し、理解を求めた。

 【写説】昨年の赤字額が1460万円だったことを公表する斉藤市長と髪林業務執行責任者=熱海市役所

最終更新:5/21(火) 13:06
伊豆新聞

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